もう既存のカーナビに頼らない! Apple Carplayが使えるカーオーディオって何がある!?|前編

カーナビはスマホアプリでOK!!ならば
シンプルなディスプレイオーディオがお薦め

Apple Carplay(アップルカープレイ)対応ディスプレイオーディオ

従来、クルマにおけるナビゲーションと言えば、クルマのメインユニットとして内蔵されているものを使うのが当たり前でしたが、今やGoogle Mapで十分というユーザーは少なくないですよね。でも大きくなったとはいえ、車内でスマホの画面を見るのはちょっと小さいし、何よりも危ない。

そこで、いま広まりつつあるのが、Apple Carplay(アップルカープレイ)やAndroid Auto(アンドロイドオート)と呼ばれるもの。カンタンに言えばスマホに内蔵されているアプリをカーオーディオの画面上に映し出し、映像や音声を車内のオーディオ環境の元に使える、スマホとクルマの連携システムです。

スマホに収録した音楽やストリーミング再生、通話などはもちろん、その恩恵をもっとも受けられるのがiPhoneの地図アプリやGoogleMapなど、ナビゲーション機能を持ったものです。

これらが車内で既存のカーナビと同じように使えたとしたら、使い慣れた地図アプリを大きな画面で見られる、音声案内もスピーカーから聞こえる、そして地図データを更新しなくてもいつでも最新。こんな便利なことはないでしょう。

今回はまだ数は少ないですが、そんなApple Carplayに対応したディスプレイ(画面付き)オーディオを紹介します。

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カロッツェリア/FH-8500DVS

2019年4月15日発表
Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した2DINサイズのメインユニット。ナビ機能はないが6.8V型ワイドVGAモニターを備えたディスプレイオーディオのエントリーモデルとなります。

タッチパネルで直感的に操作することができるうえ、Bluetoothによるハンズフリー通話や楽曲のワイヤレス再生に対応しており、車の中でiPhoneやスマートフォンを快適に使用できます。

また、Siriアイズフリーにも対応しているので、音声認識によるiPhone内の楽曲呼び出し、再生なども可能です。ハイレゾ音源のダウンサンプリング再生や、フルHD画質(1980×1080p)の動画再生など、幅広いファイル・フォーマットに対応。

音にこだわるカロッツェリアらしく、車室内で最適な音場を創り出す「タイムアライメント」や「ネットワークモード」、音質を細かく調整できる「13バンドグラフィックイコライザー」などの機能を搭載しており、高音質再生を実現。また、圧縮音源をCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」やノンストップで音楽再生が楽しめる「MIXTRAX EZ」機能などオーディオを楽しむためのエンタメ機能も充実しています。

【SPECIFICATION】
●仕様:6.78V型ワイドVGAモニター/DVD-V/VCD/CD/Bluetooth/USB/チューナー・DSPメインユニット
●出力端子:フロント+リア+サブウーファー またはHIGH+MID+SW、映像出力(RCA)
●入力端子:バックカメラ入力(RCA)、映像/音声入力(RCA)、3.5φミニジャックAV入力、USB入力、ステアリングリモコンアダプター接続端子

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カロッツェリア/FH-9400DVS


2018年4月18日発表
FH-9400DVSは、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した2DINサイズのディスプレイオーディオで、FH-8500DVSの上位機種となります。

画面サイズは7V型ワイドと大きく、スマホで見るよりも明らかに便利かつ安全にスマホ内のアプリを活用できます。

その他機能においては、FH-8500DVSと同様に、ハイレゾ音源のダウンサンプリング再生やフルHD画質動画の再生など、幅広いファイル・フォーマットの音楽・映像再生に対応しています。

映画などのDVDはもちろん、VRモード(CPRM対応)で録画・編集したDVD-R/RWにも対応。家でDVD-R/RWに録画した番組を車内で見ることもできるので、遠出の時には貯まり過ぎて見切れない番組を一気に楽しむなんてこともありですね。

サウンドのセッティング機能ももちろん充実。車室内で最適な音場を創り出す「タイムアライメント」や「ネットワークモード」、音質を細かく調整できる「13バンドグラフィックイコライザー」など自分好みのセッティングが楽しめます。また、圧縮音源をCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」やノンストップで音楽再生が楽しめる「MIXTRAX EZ」機能なども搭載。

【SPECIFICATION】
●仕様:7V型ワイドVGAモニター/DVD-V/VCD/CD/Bluetooth/USB/チューナー・DSPメインユニット
●出力端子:フロント+リア+サブウーファー またはHIGH+MID+SW、映像出力(RCA)
●入力端子:バックカメラ入力(RCA)、映像/音声入力(RCA)、3.5φミニジャックAV入力、USB入力、ステアリングリモコンアダプター接続端子

ディスプレイはスマホでいい!ならコレ

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カロッツェリア/MVH-7500SC


2018年10月2日発表
Apple CarPlayやAndroid Auto対応ではないですが、カロッツェリア独自の専用アプリ「Pioneer Smart Sync」をスマホにインストールすることで、スマホ内の様々なアプリを車内オーディオの環境下で使うことができるのが、この1DINのメインユニット、MVH-7500SC。

ラジオ以外の音楽再生やナビゲーションなどエンタメのすべてをスマホに頼るならば、この1DINユニットはお薦めです。

対応している地図アプリは、Google Maps、Waze、Yandex.Navi、Yahoo!カーナビ、Maps (iOS Native)、NAVITIME ドライブサポーター、カーナビタイム、ドコモ ドライブネットナビ(カーナビ)、MapFanと十分。

音楽アプリもミュージッククルーズチャンネル2やGoogle Play Music、Amazon Musicなど多彩。

メッセージアプリもWhatsApp Messenger、Viber、Messenger、WeChat、LINEなど一般的なものは網羅しています。

1DINユニットのフェイス面には、ナビキー、AVキー、電話キー、メッセージキーという物理的なボタンを設置。スマホにインストールされた様々なアプリへダイレクトにアクセスできます。また、音声キーを操作することで音声認識機能を起動することも可能です。

そして何より便利なのが、このスマホの置き場。フェイス上部にクレイドルを備えていて、縦、横自由にスマホを固定しておくことができます。車内オーディオとスマホをリンクさせて時に困るのが、スマホの置き場。これなら一発解消ですね。

【SPECIFICATION】
●仕様:Bluetooth/USB/チューナー・DSPメインユニット
●出力端子:フロント出力+サブウーファー出力またはフロント出力+リア出力
●入力端子:USB入力(1系統)、ステアリングリモコンアダプター接続端子

【後編】では、カロッツェリア以外のApple CarPlay対応モデルを紹介します。お楽しみに!

[スタイルワゴン・ドレスアップ編集部_霜田奈緒]

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