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オン/オフで上質な走りを磨き上げた最上級SUV
2021年10月、レクサスSUVリーズの旗艦モデルとなる新型「LX」が世界初公開された。8月に発売されたトヨタ・ランドクルーザー(300系)をベースとした、レクサス・バージョンで「LX」としては4代目となる。
レクサスとしては初のGA-Fプラットフォームの採用とともにラダーフレームを刷新。
約200㎏軽量化され従来比20%高められた高剛性ボディに搭載されるパワートレーンは、最高出力305kW(415ps)、最大トルク650Nmを発生する3.5LのV6ツインターボエンジン+10速ATだ。
走りの面での深化も進んだ。ドライブモードなどに合わせ最適な車高に調整する「AHC」や上質な乗り味を実現する「AVS」など、最上級SUVに相応しい機能を装備。
また6つのモードをもつ進化版「マルチテレインセレクト」やオフロード走行をアシストする「クロールコントロール」、「ダウンヒルアシストコントロール」などが採用され、オフロードでの走破性能もアップ。4つのカメラで車両周辺の状況を映し出す「マルチテレインモニター」など、オフロード走行時に心強い機能も備えられた。
この新型「LX」には、先に発売された「NX」に続く次世代デザインが採用された。7つのフローティングバーによる立体的な新しいスピンドルグリルや、レクサス最大径となる22インチ鍛造アルミホイールの採用など、フラッグシップに相応しい力強さと存在感に溢れたエクステリアが表現されている。
インテリアは細部に至るまでレクサスならではの上質感に満ちたものだ。2段構成のインパネ中央には12.3インチと7インチ画面によるレクサス初の「デュアルディスプレイ」が備えられ、オン/オフ路での快適・安心な移動をアシストする。
予防安全「レクサスセーフティシステム+」に加え、ヘッドライトの配光を細かく制御する「AHS」、指紋認証スタートスイッチなど、レクサス初の機能も盛り込まれた。
グレード構成は標準仕様に加え、4人乗り仕様の“EXECUTIVE”、悪路走破性を高めた“OFFROAD”が新たに設定された。新型「LX」の日本での発売は2022年初頭が予定されている。
2022年デビュー! SUV型BEV「bZ4X」
トヨタがミディアムセグメントにカテゴライズされるSUV型BEV(Battery Electric Vehicle=電気自動車)の詳細を公開した。これは環境などに配慮しながらも運転の愉しさや新しいライフスタイルを提案するbZ(beyond ZERO)シリーズの第1弾となるモデルだ。
スバルと共同開発によるBEV専用プラットフォームを採用しクラスを超えた広い室内空間を実現。また冬場での航続距離の確保や世界各地の高出力充電にも対応することで充電時間の短縮も可能とした。
FWDのほかスバルのX-MODEを採用したAWDも用意される。FWDの最大出力は150kW(フロントモーター)、AWDは前後モーター共に各80kW。WLTCモードでの一充電走行距離は500㎞前後(AWD/460㎞前後)と公表された。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]