空前のアウトドアブームに導かれるようにアゲ系カスタムが人気だ。その主役は、やはり足元。各メーカーから続々デビューするオフ系ホイールを華麗に履きこなせば、気分は一気にアウトドア! 街乗りでさらりとアゲ系を気取るのもあり。SNS映えも間違いなしのオフ系ホイールをクローズアップします!
好みのオフ系ホイールを探す前に、では実際にどんな要素が入っていればオフ系なのか、を知っておくことは重要。
そこでここでは、その対極にあるインチアップ系ホイールと比較して、オフ系の特徴をピックアップしてみたい。
▶▶▶いろいろなデザインが大集合! 10弾まであります。連載シリーズ「履いてみましたオフ系ホイール」の記事一覧はこちらへ
最も分かりやすいデザインで言えば、インチアップ系はシャープさや細さ、流麗さなどが求められるのが一般的だが、オフ系は逆に太さや力強さ、パワー感が優先される。
これはオフロードマシンとの相性もあるし、やはりタフな道を走り抜くというイメージを出すには、パワフルな方がよく似合うからだろう。
軽そう、速そうよりも、強そう、重そうが必要なのだ。
あと重要なのが、サイズ。オフロードタイヤを履く前提であれば、大口径ではなく、16~17インチが軸だ。
【オフ系スタイル】のデザインはビードロック風リムに力強いスポーク
すべてのモデルがそうではないが、オフ系を象徴するリムデザイン、ビードロック風スタイルを採用するモデルが多い。これは実際のオフロード走行時に装着するビードロックリングをモチーフとした意匠。王道の要素だ。
オフ系ではパワフルさが求められるため、スポークであれば骨太で無骨なモノが好まれる。またディッシュに丸い窓を開けた、いわゆるレンコン系と呼ばれるサークルディッシュ形状も主流。いずれも力強い意匠が優先だ。
【インチアップホイール】はスリムなスポークにスタンダードリム
もちろんディッシュや骨太スポークもインチアップ系では存在するが、最近のトレンドでは細身でスリム、シャープなデザインがよりポピュラーな印象。エッジを効かせたり、先端がリムオーバーしたり、スポーティなイメージ。
インチアップ系のリムは、ノーマルやリバースといったスタンダードな形状が主流。多くのモデルでフランジ部もクリーンな状態のままとなることが多く、どちらかと言えばディスクデザインの意匠を邪魔しない方向性だ。
- インチアップ系ホイール
- オフ系ホイール
オフ系の主役は16&17インチ。インチアップ系は舗装路前提だからタイヤに厚みがなくてもそれほど問題はない。が、オフ系は悪路が前提。タイヤにもそれなりの厚みが必要になり、厚いタイヤを履けるインチが中心となる。一方インチアップは、ホイールのインチは大きい方がスゴい、というのがインチアップ系の基本。20インチでも十分デカいが、最近ではLクラスミニバンで21インチ、SUVなら22インチと大口径が進行中。
- インチアップ系ホイール
- オフ系
オフ系はこの色、という約束事があるわけではない。どの色を選ぶかは自由だ。が、最近のトレンドとしては、足元が引き締まってより精悍に、ワイルドに見えるブラック系がその中心。ミリタリー系、アースカラー系も人気。インチアップ系で最近盛り上がっているのが、アルミの素材感を生かしたフィニッシュ。素材感を活かすことでスポーティさを強調したり、アクセントとしての効果を得たり。もちろんカラフル系など、色の自由度は高めだ。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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