当時欲しかったあのクルマをプレイバック! 【ホンダ・CR-V(RM1/4型)編】

大人のテイストを感じさせるアーバンSUV! ホンダ・CR-V(2011年11月〜2016年3月【当時は高嶺!? いま気になる中古車の新車レビュー】

クルマ選びで迷うことのひとつが、新車か中古車のどちらを選ぶか。新車であれば、最新の機能を体感できるうえ、購入時にある程度自分好みにオーダーすることも可能。しかし現実的な予算を考えると厳しい場合も。一方、予算的にグッと抑えられるのが中古車だ。年式やクルマの状態によって金額は変わってくるが、新車当時買えなかった憧れのクルマが手の届く可能性もある。そこで、いま狙ってみたいクルマが登場した当時の仕様、そして試乗レポートをプレイバック。今回はホンダ・CR-V(RM1/4型)。主要諸元表付き! 全長・全幅・全高、室内長、車重、最高出力や最小回転半径、乗車定員をはじめ、燃料タンク容量までわかります。

飽きの来ないデザインと優しい乗り心地

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HONDA/CR-V
ホンダ/シーアールブイ(RM1/4型) 2011年11月発表

4代目となった新型CR-Vは、2Lエンジンと2.4Lエンジンが設定されている。2Lの駆動方式はFFでミッションはCVT。クラストップの低燃費を実現した、日本市場だけに投入されたモデルだ。一方、2.4Lは新開発のリアルタイム4WDを採用し、ミッションはパドルシフトが可能の5速ATとなっている。前者が「20G」、後者が「24G」のグレード名でバリエーションはこの2タイプのみの設定だ。

まず2Lエンジンの20Gから。全域を通じてパワフルさを感じることはないが、低中域のトルクはしっかりと出ており、スムーズに回るエンジンフィールと合わせて扱いやすさ、運転しやすさに長けている印象。エンジン回転が高まっても控えめなエンジン音が耳に届く程度だし、少々荒れ気味のアスファルト路面を走っても、後席を含めてキャビンの静粛性は保たれている。

先代モデルの場合にも、運転しているといたって乗用車テイストを感じたものだが、そのあたりは新型も同様だ。セダンなどよりもアイポイントが高いことを除けばSUVであることを忘れてしまう。

個人的にはもう少し色気が欲しいと感じるインパネまわりだが、SUVテイストが盛り込まれていた先代に比べて乗用車テイストという点でみれば圧倒的に新型の方が乗用車ライクだ。飽きの来ないデザインだともいえるだろう。マイルドな路面タッチの感触やロール感の良さなど乗り心地は優しく、後席乗員にとっては質の良いサルーンといって良さそうだ。

一方、2.4Lエンジンを搭載する24Gはパワートレーンの違いからか、20Gに比べると俄然活発でスポーティ度の高い走りを感じさせる。4WDであることもあり、20Gに比べると80㎏重いボディ重量をものともせずにパワフルな発進・加速をみせ、20Gでは感じることの出来ない中高速域でのパンチの効いた走りも頼もしい。

ただ、エンジン音のキャビンへの侵入はやや多めで、加速時のキャビンは20Gよりも少々賑やかだ。

足まわりの設定は、20G、24Gともまったくの共通とのこと。タイヤサイズも変わらない。とはいえ、ボディ重量の違いからか24Gの乗り味の方がソリッド感がある。特に中高速域でそうした感触は、よりパワフルな2.4Lエンジンと4WDを選択するユーザーにとっては魅力になるだろう。

「20G」と「24G」というシンプルなグレード構成となったニューCR-V。ホイールアーチやボディ下部をガーニッシュで飾り、SUVとしての力強さを表現。


エンジンラインアップは2.0ℓ直4SOHC(上)と2.4ℓ直4DOHCの2タイプ。前者はFF+CVT、後者は4WD+5ATの組み合わせとなる。



スタイリッシュな印象のコクピット。写真の「24G」にはパドルシフトやインパネガーニッシュ、サングラスボックスなどが奢られる。リアシートには3席すべてに3点式シートベルトが用意された。


リアシートはワンタッチでフォールダウン可能。ラゲッジは5名乗車で589ℓ、2名乗車なら1146ℓもの容量を確保。リアゲートは開口部が低く使いやすい。


Modulo&純正パーツでプレミアム感をUP!


プレミアム感あふれるスタイリングをさらに高めるModuloのエクステリアパーツやアルミホイールをはじめ、オシャレかつ実用的なアイテムを豊富にラインアップ。インテリアにもエレガントなLED 照明を中心に要チェックのアイテムが揃っている。

※記事の内容、価格、スペック等は2011年11月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2012年2月号より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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