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専用エアロと30mmダウンのルックスはノーマルとは似て非なるもの
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TOYOTA/VOXY&NOAH G SPORTS
トヨタ/70系後期ノア&ヴォクシー Gスポーツ(2010年6月〜2014年1月)
GAZOO Racingの活動を通じて誕生したスポーツコンバージョン車・G SPOTS(通称G’s=ジーズ)。その第一弾としてリリースされたヴォクシー&ノアは、見ても乗っても、標準車とはひと味違った魅力を備えたモデルだ。
G’sの中でもVersion EDGEは、ヴォクシーならZS、ノアならSiがベース。ボディの溶接補強やフロントサスペンションメンバー補強ブレース、リアボディブレース、さらにパフォーマンスダンパーといったボディ&シャーシチューニングが施され、ダンパー&スプリングは30㎜ダウンのEDGE専用チューン。
さらに専用のスポーツブレーキパッド、18インチタイヤ(BSポテンザRE050)&ホイールを標準装備。フロントスパッツをはじめとしたフロア下の空力パーツも備えている。
一方、ヴォクシーのZS/Z、ノアのSi/Sをベースとして用意されるG’sは、EDGEとは異なるチューニングのG’s専用30㎜ローダウンサスペンションとなり、16インチホイールが標準仕様となっている。
最初はヴォクシーZS G’s Version EDGEに試乗した。
専用エアロと30㎜ダウンのルックスからしてノーマルのヴォクシーとは似て非なるたたずまい。早速走り出してみると、ルックス同様ノーマル車とは明らかに異なる乗り味だ。
低速時の入力はきつめに感じられるが、これがまるで不快ではないソリッドなテイスト。ステアフィールもボディの動きもグッと引き締まっていることがわかる。高速域に入れば空力特性の向上も手伝ってか、ビッと身をかがめて路面を捉えているような走行フィールを醸し出す。フラットな乗り味、スタビリティも良好でレーンチェンジの動きも締まっている。
また、コーナー手前でのブレーキングからノーズの沈み方、ターンインへといった一連の動きもノーマルではけして望めないフィールを楽しめる。
もう一台試乗したのはノアSI G’S。足の動きが首尾良くマネージメントされていたEDGEに比べると、低速時や路面状況によって多少バタつく傾向がある。これは試乗車がオプションの18インチタイヤを履いていた影響らしく、この専用サスは標準の16インチに適正化されているようだ。
とはいえ、ノーマルに比べローダウンによるフラット感が増した乗り味やEDGEよりも優しい乗り心地はけして悪くない。
こちらノアのG SPORTSバージョン
本革巻き3本ステアリング、シフトノブともに赤ステッチが奢られ、スポーティ感を漂わせる。
赤と黒のツートーンで仕上げられたファブリック地のシート。フロントのシート側面にはG’sの刺繍マークが奢られる。
※記事の内容、価格、スペック等は2010年6月の70系ノア&ヴォクシー GSPORTS登場当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。
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