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アイサイト搭載で、ぶるからないレガシィに進化
SUBARU/LEGACY TOURING WAGON
スバル/レガシィツーリングワゴン(BR系 アプライドB型) 2010年5月発表
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今回の年次改良は、よりユーザーニーズに応じたバリエーションの設定やエコカー減税適合車の充実、特別仕様車2.5i Sstyleの設定。そしてスバルの先進運転支援システム・EyeSigtがセカンドジェネレーション(ADAから換算すると第5世代)へと進化を遂げたことだ。
バリエーションに関しては、2.5iLパッケージ/同Sパッケージの装備がグレードアップされたことが挙げられる。これは両グレードをベースにした特別仕様車“リミテッド”の好評を受けてリミテッドに準じた仕様としたというワケ。
具体的にはLパッケージが17インチアルミ/オートライト&オートワイパー/ヘッドランプウォッシャーなど。Sパッケージは18インチアルミ/左右独立温度調整付きオートエアコン/助手席パワーシートなどを標準装備とした。またレガシィシリーズ全車にクルーズコントロールが装備されたことも朗報だ。
エコカー減税適合に関しては、2.5L NAのワゴン、アウトバックともに2グレードが75%。ワゴンの1グレードが50%適合だ。
大きく進化を遂げた新型EyeSightの注目は、プリクラッシュブレーキと全車速追従機能付クルーズコントロールだ。
プリクラブレーキは、前方の障害物などとの車間距離が詰まってもドライバーの回避動作がない場合、速度差が約30㎞/h以下の場合に警告アラーム/軽く自動ブレーキ/強い自動ブレーキ/停止の順で衝突を回避する。衝突前に完全停止するところが前世代との決定的な違いだ。
クルコンは、セットすれば渋滞路であってもあとはお任せといえるほどの優れもの。自動加減速による車間距離を保つ追従だけでなく、前車が停止すれば止まり、その停止状態を保持する。
新型からクルコンの加減速コントロールつまみだけでなく、アクセルを踏んでも再発進できるようになった。システム価格は約10万円(!)だ。
アイサイトはステレオカメラで前方を監視、危険に対して自動的にブレーキをかけ衝突を回避する。
今回の改良で、レガシィ全車にクルーズコントロールが標準装備となった。
アイサイト&クルーズコントロールを体感
プリクラッシュブレーキ体験では約30㎞/hまで加速したあとはクルマ任せ。何もしないでいると最終的に強いブレーキによって、さらに注意喚起を促しつつ完全停止した。前車との残りの距離は約50㎝ぐらい。さらに何もしないでいるとブレーキは解除されてクリープ走行状態になる。全車速追従機能付クルコンはまた一歩自動運転に近づいたかと思わせるほどの優れもの。減速時のブレーキングは上級ドライバー並の制御だ。
お得な特別仕様車“2.5i S-style”も発売
2.5i S-styleは2.5iベースの特別仕様車。hidヘッドランプ/フォグランプ/専用の16インチアルミ/マフラーカッター/本革巻きステアリング/トノカバーなどを装備し、ベース車に対してプラス8万円弱のバーゲンプライスだ。
ステアリングは上級グレードと相等しく、本革巻きステアリングが採用されている。
Sスタイルに設定されているマフラーカッター。スポーティなリアビューを演出する。
※記事の内容、価格、スペック等は2010年5月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]