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マイスター渾身のデモカーコレクションVol.12
ジムニーの走りを変貌させる、出力増強メニューに注目なのだ!
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オンもオフも遊び倒せる逸材として、ヨンク界にムーブメントを巻き起こしているジムニー。発売から約3年が経過した今も、その勢いはまったく留まることを知らない。
あらゆる条件下で高い走破性能を発揮。それでいてサイズが小さいうえにハイトがあるので街乗りでの取り回しもいい。そんな使い勝手のよさが受けている。
しかし排気量が小さい軽自動車ならではのウィークポイントもある。例えば、高速道路での合流や追い越しでは、多少なり緊張感を強いられる。のんびり走っている分にはいいが、ちょっと先を急ぎたいときなど「もう少しパワーがあったらいいのに…」という不満も出がちだ。
また人気車ゆえに、街中でおなじ仕様に遭遇してしまうケースも多い。信号待ちで隣になったのが、グレードのみならず、ボディカラーや装着オプションまで一緒だった時の気まずさといったらない。
だからこそカスタマイズをして、自分流に仕上げたい。見た目も走りも満足できる1台に生まれ変わったら最高だ。ブリッツではそんな欲張りな欲求を叶えるべく、多彩なパーツをラインアップしてきた。ここで紹介するジムニーは、それらを組み込んだ全方位スキなしのデモカーだ。
軸となるメニューはふたつ。足まわりはダンパーZZ-R車高調でリフトアップ。さらにエンジンは、吸排気チューン+ハイフロータービンによりパワーを引き上げている。
その詳細はそれぞれのパーツ解説をご覧いただくとして、今回はそんなブリッツデモカーに試乗した率直な感想をお届けしていこうと思う。
乗ってすぐに実感したのは、リフトアップ仕様ならではの優越感だ。いい意味で普通車っぽくなったとでもいえようか。運転していると軽自動車であることを忘れてしまうほど。
見晴らしがよくなっているから運転もしやすいし、ミニバンやSUVと並んでも引け目を感じることはない。約25〜30㎜アップとは思えないほど見た目的にも立派になった印象で、存在感が高まっている。
それでいて乗り心地はしなやかで快適だ。強化サスにありがちな不快なゴツゴツ感は感じられず、かといってフワフワした印象もない。乗り心地はいいのに、カーブではしっかりと踏ん張ってくれる。だから運転していて安心感があるし、同乗者も酔いにくい。ハイトが高まったお陰で、悪路の走破性はさらに向上した。
パワーアップの効果も絶大だ。まるで排気量を引き上げたかのようなトルク感で、力強く車体を引っ張っていってくれる。高速の合流や追い越しがスムーズなのはもちろん、走りに余裕が生まれたことで高速巡航もラクになった。これなら遠距離ドライブをした際の疲労感もかなり軽減されるに違いない。
これぞブリッツ流チューンの底ヂカラ。こんな走りを体感してしまったら、もう後戻りはできないに違いない。本格的なメニューなのにあくまで手頃。誰でもマネできる仕様であることを最後に付け加えておこう。
【NÜR-SPEC CUSTOM EDITION VSR】
■価格:VSR(チタンカラー) 9万9000円
VS(ステンレス) 8万8000円
カーボンレッド 14万3000円
■仕様:パイプ径50φ×2・出口テール径114.3φ
■素材:オールステンレスSUS304製
【CARBON POWER AIR CLEANER】
■価格:4万37800円
【BOLT ON TURBO SYSTEM JB64W】
■価格:18万7000円
■備考:純正ECUデータの場合はパワコン、パワスロとの併用が可能
【STRUT TOWER BAR Front】
■価格:1万4850円 ■仕様:シャフト中空タイプ
【DAMPER ZZ-R Lift up version】
■価格:16万1700円
■上げ幅:フロント0〜+40㎜・リア-5〜35㎜
■仕様:減衰力32段調整・全長調整式
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]