プレミアムスポーティをコンセプトに掲げる【オーテック】の本気が凄い!

長年にわたり日産カスタムを手掛けた老舗「AUTECH(オーテック)」【魅惑のワークス系カスタム・コンプリートカー編】

自分好みのスタイルや仕様を目指してパーツを選んで装着するのもいいが、最初から仕上がった状態で購入するのも完成度という点ではありだ。
多くのメーカーで、ワークス系コンプリートカーを展開しているが、その魅力とは? 日産の老舗、オーテックに注目。

伝統のクラフトマンシップを実感させる細部へのこだわり

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「AUTECH」とは、日産の関連会社であるオーテックジャパンが手掛ける二本柱のサブブランドのひとつで、もう一方の「NISMO」がモータースポーツ直系のピュアスポーツブランドであるのに対し、こちらはプレミアムスポーティをコンセプトとしている点が異なる。

現行ノートについては、すでに「ノートAUTECH」が発売されているが、今回の「ノートAUTECHクロスオーバー」は別物だ。

車名のとおり、標準グレードとはひと味違うAUTECHらしいプレミアム感を表現するとともに、クロスオーバーテイストを訴求しているのが特徴となっている。

地上高を25㎜高め、大径タイヤとタフな見た目のホイールを履かせ、ドットパターンのフロントグリルにホイールアーチガーニッシュやサイドシルプロテクター、ルーフモールなどを追加した外見は、現行ノートの中でも異彩を放つ。

オーテックのブランドカラーであるブルーを各部にあしらったインテリアもベース車とは異質の雰囲気を見せている。

こうしたコンバージョンモデルをこれまでいくつも手がけてきたオーテックジャパンにとっても、実は車高アップは初めてで、ローダウンよりもはるかに開発には苦労したそうだ。

重心高が上がるとフラつきが増えるところを抑えるとともに、前下がりのロール感を損なわないようリヤのバネレートを高めに設定。

内輪側の浮きを抑えるためリバウンドスプリングを装着し、減衰力の最適化を図るなど足まわりにはかなり手間をかけてチューニングしている。

ベース車との35万円あまりの価格差も、特別感が大きく増していることを思えば安いものだ。

■ノートAUTECHクロスオーバー
車両本体価格:253万7700円〜279万6200円

試乗インプレッション・車高の高さを感じない味付け

AUTECHの特徴
POINT 1 ベース車に独特の個性をプラス

POINT 2 上質な素材とこだわった作り込み

POINT 3 普段使いでの扱いやすさも考慮

主要ラインアップ・ブランドのアイデンティティと存在感を主張

■キックスAUTECH/車両本体価格:311万4100円

■セレナAUTECH/車両本体価格:322万5200円〜419万2100円

■ノートAUTECH/車両本体価格:250万4700円〜276万3200円

■リーフAUTECH/車両本体価格:410万800円〜469万2600円

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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