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アルファードかそれ以外か? 選択は大いに悩みどころ
ミニバンといえば優れた居住性と実用性を武器に、ファミリーユーザーを中心に選ばれてきた。定番の箱型・スライドドア車をはじめ、過去には全高が1700㎜以下で、ヒンジドアを採用した車種やコンパクトな車種など、3列シート以外の付加価値をアピールした車種も選べた。
しかし現在では全高が1700㎜以上の車種が主流になって車種数が激減。ミニバンクラス全体で見ても販売は低調気味となっている。そんな状況にあってもミニバンクラスで好調に売れているのが、高級ミニバンの代名詞であるアルファードだ。
販売の中心となる価格帯が350万〜500万円と高額であるにも関わらず支持されているのは、所有する満足感が得られるゴージャスな内外装の作り、乗員をもてなす機能の充実によってもたらされる快適性の高さ、さらに、カスタムベースとして魅力的な素材であることが理由として挙げられる。
新車市場で絶大な人気を誇り、買いの根拠を多分に持ち合わせているクルマだが、アルファードの購入を検討しながらも、「同じ価格帯ならどんなクルマが買える」とか、現オーナーのなかには「次はアルファード以外を……」と考えている人もいるだろう。
そこで、そんなオーナーのために、アルファードの魅力を再確認しながら〝アルファード以外〟の選択肢として、ちょっと気になっているライバルをクローズアップしていこう。
アルファードには、高級車に求められる要素が徹底的に追求されている
ミニバンは本来、道具としての能力が重視されるが、アルファードクラスの高額車両になると、最上級ミニバンならではの付加価値も与えられている。
とくに現行型は、2015年に登場して以来、ミニバンというカテゴリーを超え、高級サルーンに匹敵する実力持った新たな高級車としての価値をユーザーに提供してきた。
高級サルーンの定番であるクラウンやレクサスLSといった車種と同等の作り込みがなされていることもあり、ファミリーカーとしてだけでなく、セレブや法人向けショーファーカーとしても選ばれている。
2018年のマイナーチェンジでは、開発陣はダイムラーの最高級ブランド「マイバッハ」に試乗したという。
つまり、世界最高峰の高級車を肌で感じることで、ハイエンドモデルに求められる世界観をアルファードに盛り込み、作り上げたわけだ。また現在、兄弟車のヴェルファイアは1グレードのみとなっている。
トヨタ・ミニバンのフラッグシップモデルらしく、先進技術が数多く採用されているのも魅力のひとつだ。
また、Lサイズミニバンならではのワイドなボディ、要所に配したメッキ加飾がもたらす煌びやかさ、さらに押し出しの強い顔つきで見る者を圧倒するような存在感を主張。
堂々、壮麗、重厚といった言葉を連想させる、威厳に満ちたスタイルは、カスタムベースとしても理想的な選択と言える。
魅力1・プレミアム感を主張したエレガントなスタイリング
ミニバンはスクエアなフォルムゆえに「大きな箱」という印象を抱かせるが、アルファードは抑揚を強調したサイドビューや威勢のいいフロントまわりの造形によって箱感を払拭しながら、独特のエレガンスを主張。豪華勇壮、大胆不敵というベース車が持つイメージを、カスタムでどのように変貌させるかを考えるだけでも楽しくなる。
魅力2・ミニバンに必須とされる能力がハイレベル
3列目のシートは左右両サイドに簡単に跳ね上げられる機構を採用しており、乗車人数や荷物の量・サイズ・形状を問わずフレキシブルに使い倒せる。スプリングによる跳ね上げアシスト機構が備わっているので非力な女性でも扱いやすいはずだ。ミニバンに必須の利便性は高い水準の能力を持ち、幅広い用途に対応できる。
魅力3・高級車の概念を大きく変えたゴージャスな車内空間
7人乗りは2列目にキャプテンシートが2タイプ用意されており、とくにエグゼクティブパワーシートは別格の心地よさが堪能できる。8人乗りはベンチタイプとなり、6対4分割でリクライニングできるうえに、座面がチップアップする。後席の乗員が車内で心地よく過ごすための機能が充実し、長時間でも快適にドライブできる。
あなたが狙うアルファードはどれ? 全グレード解説
デビュー当初、幅広いユーザーに訴求するべく多くのグレードを用意していたが、2021年4月に実施された一部改良で、グレード体系が刷新されてこれまで以上に選びやすくなった。
パワーユニットは、ガソリンが3.5L V6と2.5L 直4で、こちらは駆動方式がFFと4WDが選べる。ハイブリッドは2.5L+モーターで、駆動方式がE-fourと呼ばれる4輪駆動となる。価格帯がかなり幅広く、購入予算に合わせた選択が可能なラインアップとなっている。
スタイル・装備、すべてが最上級【エグゼクティブラウンジS】
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7人乗り仕様のトップグレード【GF、G“Fパッケージ”】
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Sをベースに豪華さを極めた7人乗り仕様【S “Cパッケージ”、SR“C パッケージ”】
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]