ミニバンなのにSUVのように悪路走破性に優れているMITSUBISHI・デリカD:5。いつの時代もデリカは、ほかのクルマと決して被ることのない希有なる存在だ。ここでは、より先進的なフェイスデザインへと生まれ変わった新型デリカD:5を題材に、その魅力を徹底解剖していこう。
ボディサイズのわりに、取り回しも良好なのだ!
高い利便性と類いまれなる走破力を兼ね備え、普段のシティユースからアウトドアやキャンプまで使い倒せるデリカD:5。2019年のビッグマイナーチェンジでは、運転支援システムがアップデートされ、初心者や高齢者にも優しいクルマへと進化を遂げた。渋滞時でも使用できるレーダークルーズコントロールシステム(ACC)を装備しており長距離移動もラクにこなせる。
堅牢なフレームもデリカならでは。ボディ強度を飛躍的に向上させるリブボーンフレームにより高い安全性と走破性を実現。最低地上高は1185㎜あるのに加え、十分なデパーチャーアングルを確保しているので悪路も難なく走れる。車高が高いとネックになるのが乗降性だが、上位グレードの助手席&助手席側スライドドアには電動サイドステップが装備されているので、スムーズに乗り降りできる。
ボディサイズはそれなりに大きいが、視界が広いうえにスクエアなボディ形状なので運転しやすい。全幅が1785㎜に抑えられているので、狭い道でのすれ違いや駐車時も苦労することもない。最小半径も5.6mと意外に小回りが効くのもポイント。
防音、遮音対策を徹底したのもトピック。フロントガラスやルーフ、フロアやボディ側面などクルマ全体に対策を施すことで車内の静粛性は格段に高まっている。快適なドライブが可能だ。
自動ブレーキやクルコンも装備
リアに電波式レーダーを備え、死角になりやすい斜め後方の車両を感知。ドアミラーインジケーターにより警告を行なう(Pグレード)。また車線逸脱警報システムや誤発進抑制機能を装備するなど安全性を高めている。
車庫などからバックで出庫する際に、接近車両を検知すると警告してくれる。またマルチアラウンドモニターも装備。自動防眩機能付きのルームミラーで自車位置を確認できるので安心感が大きい(Pグレード)。
レーダーやカメラにより前方の車両や歩行者との距離や相対速度をチェック。衝突の危険がある時は、警報により注意を喚起しつつ、自動的にブレーキが作動する。
雨や雪などの滑りやすい路面でもクルマの姿勢が安定していているので、安心して運転できる。また乗車人数や積載量の違いに応じて制動力を最適に配分してくれるEBD付きのABSを装備している。
オン・オフ問わず快適なその走り
優れたボディ剛性と高い衝突安全性能を兼ね備えたフレームを採用。さらにフロントまわりも強化し、荒れた路面や高速コーナーでも、優れたハンドリングを実現した。
障害物がボディに干渉せずに乗り越えられるよう考え抜かれた設計。優れた4WD性能の恩恵もあり、悪路でも高い走破性能を発揮してくれる。
遮音材と吸音素材を車体の隅々に配置し、エンジン音やロードノイズ、風切り音をシャットアウト。静粛性が高いので、車内での会話も弾むし、ロングドライブ時の疲労も少ない。
ミニバンに欠かせない電動スライドドア。ドアロックが施錠していても長押しすると開閉可能。さらにスイッチを2度押しするとクローズ&ロック機能により、電動でドアが閉まると同時に施錠が可能と、至れり尽くせりだ。
上位グレードにはスイッチ操作で電動開閉が可能なエレクトリックテールゲートも装備。開閉時に障害物に当たると自動反転するセーフティ機能も備えているので安心だ。十分な開口面積を確保しており、荷物の積み降しもラクにこなせる。
助手席側に設けられた電動サイドステップは、ドアの開閉と連動してせり出してくる仕組み。小さな子どもやお年寄りでもラクに乗り降りできる。夜間でも足元を明るく照し出すLED照明付きだ。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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