目次
聞き疲れしない音で気持ちよく走ろう!
不快に感じる音を消す
それが快音への近道
例えば、黒板を爪でひっかくような音だったり、発泡スチロールがこすれる音だったり、多くの人が不快に感じる音がある。
「そういった音の成分が含まれていると、聞きたくないと思いますよね。それを消していくのが、聞き疲れしない音作りの基本です」とコルトレーン・堀田さん。
その第一歩が、イコライザーで調整をすること。「プリセットに合わせたり、とにかく足していくのではなくて、フラットな状態から、耳障りな周波数を下げていって、欲しいところをプラスするといいと思います」とはインストーラーの片桐さん。
実は、全域に足していくのは多くの人がやりがちなミス。確かに音が変わるけど、決してよくなっているわけではないという。しっかりとベースを作るという意味では、足まわりをしっかりと決めることと似ているかもしれない。
それでも足りないときにコルトレーンがおすすめするのがケーブルチューニング。
「よく車種別コネクターなどに用いられているケーブルでは、ヘッドユニットやスピーカーの性能の一割くらいしか出せていないのではないでしょうか。でも、いいケーブルに変えると、劇的に音がよくなります」と堀田さん。
たかがケーブル、されどケーブル。その違いは、一度体感してみるとわかる。
デモカー視聴
内蔵アンプ&スピーカーでフルスペック級の音を実現
■■サウンドチューニング■■
耳障りのよくない音を消していく
聞き疲れしない音というのは、人によって様々。リバーブが効いたうなるようなギターが嫌いという人もいれば、透き通るような女性ボーカルを好まない人もいる。ただ、基本的な考え方は一緒で「自分にとって聞きたくない音」を消していくのがサウンドチューニングの第一歩。「多くの人が陥るのは、どんどん足して全部入りラーメンみたいな音にしてしまうこと、それはそれで美味しいのかもしれないけど、本来の味がわからないですよね」。元の音をちゃんと出せば、聞き心地もいいのだ。
▼イコライザーのプリセットは信用しない▼
■■タイムアライメント■■
タイムアライメントは運転席中心でOK
ある程度、オーディオをかじると出てくるタイムアライメントだが、これは基本的に運転席を中心に考えればOK。その理由は「何人かで乗っていると、道中、多少なりとも話をしますよね。であれば、あまり全体を意識しなくていいと思います」と堀田さん。実際、運転席中心のタイムアライメントの状態で、助手席に座らせてもらったが、意識をすると運転席側から音は聞こえているものの、そこまで気にならなかった。これが走行中で、会話をしながらであれば、なおさら気にならないはずだ。
曲を一番いい状態で聴くには、スピーカーの真ん中に自分を置くこと。しかし、クルマの中ではそうすることが難しい。それを補正するための技術がタイムアライメント。ヒアリングポイントからスピーカーまでの距離を測定し、その数値を入力することで、音の聞こえるタイミングをユニットが揃えてくれるのだ。
▼オートT/Aは1回で決めない▼
■純正ユニットも効果大■
目からウロコのケーブルチューニング
イコライザーやタイムアライメントを補正できないユニットを使っていてもご安心を。スピーカーを変えるよりも、絶大な効果を発揮するサウンドチューニングがコレ。「音の信号をあますことなくキレイに流す」ためのケーブルチューニングだ。実際に視聴ボードで、聞き比べてみたらケーブルだけなのにアンプやスピーカーまで変わったかくらいの変化を体感!
●取材協力 コルトレーン●
約40年の歴史を誇るカーオーディオ専門ショップ。数々のカーオーディオコンテストでの受賞歴を持つプロフェッショナルだ。いい音に興味がある人は、ぜひ相談しにいってみよう。
【SHOP INFORMATION】
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電話:052-442-1182
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