どこが変わった? 気になるポイントをチェックしてみた
従来通り、新型でも標準ボディとエアロ系のスパーダに分れる。ただし、標準ボディはエアーと呼ばれ、ベースとエアロという縦方向の棲み分けではなく、はっきりと差別化されてグレードが2系統になった。つまり同列というわけだ。
それだけにまず見た目が大きく異なる。面の質にこだわったのがエアーで、デザイン担当の大西さんも「チャレンジでした」と言うほど。ノッペリとしがちなところをうまく塊感を出して質の高さはもちろん、迫力もプラスしている。
一方のスパーダは格好良さを追求したもので、ボディ下部の処理などでローダウン感を演出。さらに大西さんによれば「注目していただきたいのはアッパーグリルまわりのデザインとメッキです」とのこと。Hマークを中心として存在感あるグリルを配置。
実はヘッドライトはエアーと同じなのだが、そう見えないセンスの良さが光る。また、メッキ部分は面積としてはかなり多いが、うまく配置することでギラギラ感はまったくない。実車を前にすると、エアーとスパーダ、どちらも魅力的で購入時は大いに迷うことは確実だろう。
見た目同様に。いや、それ以上にステップワゴンで重要となるのがインテリアだ。こちらもエアーとスパーダでは大きく差別化されている点に注目。エアーは粗めのファブリックの風合いを活かした素材感たっぷりの雰囲気でまとめられていて、ブラックのほかに明るいグレーも用意されている。
しかもシートだけでなく、ドアの内張りやインパネ上部にも同様の素材が採用されていて、車内全体がまるでリビングルームようだ。
一方のスパーダの内装色はブラック系一択。エアーとはまた違った風合いのファブリックと、しっとりとした質感の合皮をうまく組み合わせている。外装色も精悍な黒系が多いだけに、トータルコーディネートのうまさが光る。
さらにステップワゴンと言えば自在なシートアレンジが伝統で、新型にも受け継がれている。とくに注目は2列目の自在な動きで、シチュエーションに合わせて様々な距離感を楽しむことができる。
またサイドのガラス下端を揃えたり、シートの大きさを最適化するなどして乗り物酔い防止にも配慮するのは家族の乗り物らしい点だ。
※紹介している新型ステップワゴンはプロトタイプです。一部仕様が異なる場合があります。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]