欧州で高い評価を得ているサスペンションメーカー、KW。最近は欧州車だけでなく、日本車の製品開発も精力的に行っている。なかでアルファード＆ヴェルファイア用は、様々なシリーズをラインアップ。今回、乗り心地に特化した車高調キットをリリースした。
車高はノーマルでも乗り味は別格！
【KW／V3 LEVELINGV３レベリング】
車高はノーマルでも、ほとんど下げなくても構わない。けれども純正のふわふわした乗り味は改善したい。そんな要望がいまアルファード＆ヴェルファイアのオーナーの間で増えている。カスタムではなく、しっかりとした乗り味を実現したい、という切なる願いだ。
そんな声をいち早くキャッチしたのが、世界的な足まわりメーカーであるKW。V3レベリングという車高調は、そんな声から生まれたV3のスピンオフだ。伸び側16段、縮み側12段の減衰調整機構はV3と同様。ただしケース内のガス圧やオイル粘度はレベリング専用に仕立てられており、V3独特の欧州車のような乗り味が実現されている。
0～20㎜ダウンと推奨車高ではほとんど落ちないが、スプリングの自由長はより長く、伸び側のストローク量がしっかり。結果、車高を落としたときと同様のロール感抑制効果も発揮するなど、走りは激変される。
特に2列目、3列目に座る人の乗り心地が改善し、横揺れも減るから運転もしやすい。快適性をより高める車高調、必見だ。
車高はほとんど下がらないが、V3らしい乗り味やロール抑制効果、高速安定性の向上などに特化した味付けとなるのがV3レベリングの特徴。実際の走行テストも実施し、日本の道路事情に配慮したセッティングも実現した。
スプリングのロワ側にはラバーアタッチメントを付属。ハーフカットせずに固定できるため純正に近い状態をキープでき、静粛性向上や異音発生防止に効果が。
ケース内のガス圧やオイル粘度などは、V3レベリング専用で再開発。車高を落としたときのようにロール感が抑えられる設定で、揺れの収束も迅速で乗りやすい。
推奨車高は0～－20㎜。それでも乗り味はしっかりV3テイストだ。車高はノーマルのままでも、しっかりとした走りが欲しいという人には最適。減衰力は従来のV3同様、伸び側が16段階、縮み側が12段階で調整可能。伸びと縮みを個別に設定できるのがポイント。
ドイツ本国のスタッフが来日してアルファードを検証し、そのデータを持ち帰ってドイツで開発しているからフィッティングなどは折り紙付き。純正よりも高速安定性に優れ、特に2＆3列目が快適になる味付けだからファミリーにも最適だ。乗り物酔い対策にもなる!
FRONT
REAR
SPEC
▪価格 35万8600円
▪対応 30系アルファード＆ヴェルファイア
▪仕様 ネジ式／減衰力調整式（FRリバウンド16段・FRバンプ12段）
従来モデルと異なるV3レベリング専用設計
従来のV3より、スプリングの自由長がV3レベリングでは長くなっている。ショックケースの長さはそれほど変わらないが、ガス圧やオイル粘度はV3レベリング専用へと変更された。また異音発生を抑えるためのゴムシートが備わるのも特徴。車高は変わらないが、乗り味は確かにV3。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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