スタイルワゴンをはじめ多くのクルマ雑誌で活躍する大阪在住のプロカメラマン、PAPAN(パパン)が新型コロナ禍、自粛期間中にハマったプラモデル。放置車両の撮影をライフワークとしている彼が作り上げる世界は、リアルなプラモとリアル風景の融合! 今回は第十回です。
非現実をリアルに見せるには!?
こんにちは〜、魅せプラモ担当Nです。最近はもっぱらキャンプ三昧です。先日は本の企画を兼ねてですが、10泊11日の車中泊を敢行してきました。なかなかしんどかったですが、ソロキャンプっていいですね。後々思ったのですが、プラモ持っていけば良かったなと……。担当ながら緩さが出ちゃってます。さて、話は本題で、先月号で紹介したPAPAN部長の新作。今日は背景のお話です。背景は渋谷ですね。考えてみれば渋谷があんなに荒廃しているわけもなく。そう、あれはデロリアンの時にも駆使したPC画面背景です。渋谷の写真をPC上で画像加工し、荒れた姿に。空もおどろおどろしくしたという感じでしょうか。作品では、いかにも世紀末な感じがすごく出てますよね。実はPC画面との合成って、非現実的なことをリアルに見せられるだけではなく、背景とプラモとの距離感や時間帯なども背景写真のボケ具合や色味を加工するだけで調節できるので、様々な作品が撮れる可能性が広がるんです。これってなかなか出歩けない今ならではのテクニックですよね。次回は、本作品のストーリー性を高める小物に迫ります。ではでは〜。
ベースのクラウンは名古屋のパーツメーカー、ロジャムのパーツが装着されたアオシマのプラモ。右はドラゴンズのリリーフカー、左は名古屋発の手羽先唐揚チェーン、風来坊のロゴ入りで放置車両風カスタム。
小物(ここではカーブミラー)との絡みを取る上でも背景は重要ですね。カメラの高さや画角を変え、PC本体を映さないよう調節することが大切です。
スタイルワゴンをはじめ、様々なクルマ雑誌で活躍する大阪在住、酒好きクルマ好き楽しいこと好きなプロカメラマン、PAPAN。痛風持ち。なぜかミニ四駆のタトゥーを入れている。愛車はジープ ラングラー。自粛期間にプラモにドハマり。放置車両の撮影がライフワーク。写真集「STILL ALIVE」発刊や個展なども開催する。
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