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放たれた光が外周で弾ける名門クレンツェの最新作!
毎年、イヤーモデルがリリースされるクレンツェ。今回は折れスポークが斬新で、30アルファードの足元を豪快に彩るジルドーン。
Kranze Zildawn/クレンツェ ジルドーン
with AVANZARE ADESSO 30 ALPHARD
クレンツェが誕生したのは1994年。構造は当時から3ピースを採用していたが、意匠はそもそもはシンプルなディッシュとスポークだったそう。しかしその感性が時代にマッチしたのか、デビュー作であるケルベロスは発売と同時にスマッシュヒットとなる。そこから四半世紀を超えてなおクレンツェは、カタログのトップを飾るフラッグシップブランドとして君臨する。
最大の武器は、その意匠。クレンツェの作品はどれも、三次元デザインという共通の理念から生み出される。単に立体的、というだけでなく、正面からはもちろん横やななめから見ても美しい、全方位デザインとなるのがその真意。加えてそこには、まるで彫刻品か宝飾品かと錯覚させられてしまうほど、華美で刺激に満ちたアレンジも施される。つまりクレンツェが長く強い支持を受けるのは、どこから見てもカッコよくて華やか、唯一無二のオーラに満ちるからだ。
そんなクレンツェの2021年イヤーモデルであるジルドーンは、複数の曲線と曲面に、切削加工によるシャープなエッジラインを組み合わせた、柔と剛とが絶妙に絡み合う意匠が特徴。中央から放たれた光がリム周辺で大きく波及し、つながりや輪を連想させるトライアングルシルエットへと集約される。柔らかくて、強い。存在感、独特だ。
足元で魅せる。そんなスタイルを完結できるのがジルドーン。オーラも華やかさも、圧倒的だ。
空気抵抗の低減にも配慮したフラップエアロ
存在感が破格なジルドーンの個性を生かすには、すっきりとオトナなスポーツ路線に合わせるのがオススメ。例えばアヴァンツァーレのアデッソ/アルファード。三分割式のフラップスポイラーはシンプルながら、両端にバンパーとのすき間ができる設計となるため、ダクトとして空気抵抗の低減にも貢献できるのが特徴。リアも中央のディフューザーと両サイドのスポイラーからなる3点構成で、こちらはしっかりとアグレッシブ。躍動感も大。
【PARTS SPECIFICATION】
フロントリップスポイラー 3P 4万5000円
ボンネットスポイラー 1万5000円
サイドスポイラー 4P 5万8000円
リアセンターアンダーディフューザー 3万6000円~
ローマウントLEDプロテクター 2万4000円~
ゲートウィング 2万6000円
リアサイドスポイラー 2万8000円
ローダウン/アヴァンツァーレ・エアサスペンションシステム 49万8000円~
ホイール/ウェッズ・クレンツェジルドーン(22×9.5+29 ブラック&バフ/ブラッシュド2トーンクリア)
タイヤ/ファルケン・アゼニスFK453(245/30-22)
※価格は税抜き。
クレンツェ ジルドーン
【SPECIFICATION】
SIZE | HOLE/P.C.D. | PRICE |
---|---|---|
19×7.5J~13.0J | 5/112、5/114.3、5/120 | 10万8900円~18万3150円 |
20×8.0J~13.0J | 5/112、5/114.3、5/120 | 11万6600円~19万7450円 |
21×8.5J~12.0J | 5/112、5/114.3、5/120 | 14万3000円~21万7250円 |
22×8.0J~13.0J | 5/112、5/114.3、5/120 | 18万1500円~26万6750円 |
主張しすぎない大人レッドも秀逸
クレンツェでは好みの色をオーダーするカラーコーディネイトを採用していて、その一つとして新たに採用されたのがボルドーレッドメタリック。いかにもな赤ではなくて、主張しすぎないトーン抑えめのシックなダークレッドという風情で、クレンツェらしい高級感だけでなくちょっとした刺激もプラスできる注目色だ。ちなみにクレンツェの3ピースに採用されるカラーは、他のモデルでも選択が可。ウィーバルのように天面切削なしも指定OK。