目次
黒でまとめたGIワークス仕様! キッチンは何とスライド式
ここで紹介するAKIさんのcは、『コールオブデューティ』という戦争ゲームとコラボした限定車。オーナーはそんな“素材”を活かし、ミリタリー要素を追加していった。イロイロなモノを便利に括り付けられるモールシステムの導入はその代表だ。そしてもうひとつポイントがある。このラングラーはテント等を扱うメーカー、GIワークスのデモカーとして活躍した経歴を持つ1台なのだ。
現在のSUV人気の礎を築いたのがクロカン四駆だとするならば、その原形と言うべきは間違いなくジープだろう。現在様々なタイプのモデルを販売する同ブランドではあるが、その中でもラングラーはもっとも始原的モデルといえる。そんなベースの中でも、AKIさんが選んだのは特別なモデルである。戦争ゲーム『コールオブデューティ』とのコラボ限定車なのだ(シリアル一桁番台、コレも自慢)。ボディ色を筆頭にテント、積み込んだチェアに至るまで黒にこだわりつつも、ベース車の性格を利用しミリタリーテイストを追加している。
その代表例がモールシステムの導入だ。モールシステムとは、米軍が採用している個人装備のシステムで、必要に応じて自由に装備を付け外しできるのが特徴。パネル版では、例えば軍に採用されるペリカン社のケースにも『モールパネル』が設定されていたりする。後ろのクオーターガラス部にモールシステムのパネルを設置。「本来は車内用(のアイテム)で、加工してつけています」とAKIさん。ここに様々なツールやアイテムを括りつけたり吊り下げたり。つまり、ミリタリーテイストが高まると同時に、便利になってしまうというわけ。
GIワークスのデモカー的役割を担う車両でもあるだけに、同社のテント&オーニングにも注目しておく必要がある。「黒で固めたかった」中で出会ったのがGIワークスで、だからルーフテントも黒。設営、撤収が簡単なのも特徴。オーニングも同様に設営、撤収が簡単で、しかも270度展開とクルマの側面だけでなくリアゲート部まで覆う製品なのだ。荷室にスライド式(ドロワー)キッチンを備え、リアまわりで調理するAKIさんにとって、この270度という機能はマストだったのである。
引き出せば即調理可能のスライド式キッチンを含め、ここでのキーワードは“楽”だ。先述の通り、テントもオーニングも展開は簡単で、キッチンもそう。コレらは「気が向いたら出掛ける」というオーナーの遊びのスタイルに直結している。仕事帰りにふらっと遊びに行ったり、「外で飯が喰いたい」、「たき火がしたい」と思ったら出掛ける。設営や撤収に時間はかけない。その分遊びに時間を割く。近くを散歩したり、載せてきた自転車で走り回ったり。そんな楽しみ方をするオーナーに、とりわけ最適化した仕様なのである。
外でメシ喰いたいって時も、コレなら問題ナシ
SPECIFICATIONS
●MODELS:ジープ・ラングラーアンリミテッドルビコン(平成24年)
●SUSPENSION:ジャオス2inchリフトアップキット
●EXTERIOR:smittybiltフロントバンパー&ルーフラック、GIWORKSルーフテント&270サイドオーニング、自作ウインドウガード、背面タイヤバッグ
●INTERIOR:自作ドロワーキット、リアゲートテーブル
▶キャンプサイトで映えるアウトドアビークル18選 まとめはこちら
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]