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「爽快スポーツe:HEV」、その実力はホンモノだった!
「爽快スポーツe:HEV」を掲げるように、速度域を問わず胸をすくような走りを堪能できる。出だしからモーター駆動らしくスムーズなのはもちろん、唐突にトルクが伝わるようなマナーの悪さとも無縁だ。
2.0Lの直噴エンジンは、郊外路だと比較的頻繁に始動するものの、音や振動の遮断は見事で、直結状態になる高速巡航時でも高い静粛性を維持する。今回、ガソリン車のCVTとMTモデルとも乗り比べてみたのだが、上質さや滑らかな加速感は一段上。静かなだけでなく、しなやかな乗り心地も光っている。
居住性や積載性は、Cセグメント級と考えるとトップクラス。ただし4550㎜という全長は、開発陣もライバルとして研究したという現行型のVWゴルフと比べても255㎜も長く、CDセグメントというのが正確だろう。それでも後席の足元、荷室奥行きともに十分な余裕がある。また、電動化により床面が持ち上がるような影響もなく、座り心地はガソリン車と変わらない。
大開口部を備えるラゲッジスペースは、荷室床下こそガソリン車よりも狭くなるが、404Lという大容量を確保している。リアシートバックを前倒した時に少し段差は残るものの、6対4の「6」側を倒せばゴルフバックを2セット積むことも可能だ。
WLTCモード24.2㎞/Lという燃費も魅力で、上質な走りを重視する人に最適なシビックといえるだろう。
HONDA CIVIC e:HEV(ホンダ シビック e:HEV)
ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」
e:HEV(イーエイチイーブイ)とは、走行用と発電用の2つのモーターに高効率のエンジンを組み合わせた、ホンダ独自の次世代2モーターハイブリッドシステムだ。エンジンとモーターを巧みに使い分け、静粛でシームレスな加速フィールを実現している。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]