“マフラー”はチューニング&カスタムパーツとして、定番かつ人気なメニューのひとつ。特に、背の高いSUVともなれば、マフラーカスタムによる後ろからの見栄えは効果絶大。そこで、マフラーカスタムの基礎知識から、迫力のサウンドを奏でてリアのビジュアルを左右する注目アイテムなど、イマドキSUVに欠かせないマフラー選びを探っていこう。
SUVのリアに欠かせない、マフラーメイクのポイントとはとは?
いまだ留まることを知らないSUV気。街中にはおなじクルマが溢れているからこそ、カスタマイズで差をつけたい。第一歩としてオススメなのがマフラー交換だ。その理由はなぜか? それは費用対効果がバツグンだから。マフラー交換といえばスポーツカーのイメージも強いが、実はSUVにこそピッタリと断言できる。
第一にリアビューが引き立つ。ハイトがあるSUVはマフラーも目立ちやすい。そっけない純正から凝ったデザインのスポーツマフラーに変わるだけで、見た目の印象が激変すること請け合い。
またスポーティなサウンドが味わえるのも魅力。アクセルを踏み込むにつれ盛り上がってくるサウンドは、五感を刺激してくれる。EVでは決して味わえないガソリン車ならではの“クルマらしさ"を存分に味わえる。
「あまりうるさいと近所迷惑が気になる…」というひともいるかもしれないが、昨今は音量規制が厳しくなっていることもあり、アイドリングや街乗りの低・中速域はサウンドが控えめというモデルが主流。騒音の心配も不要だ。
もちろん排気効率が高まるのもメリットに挙げられる。排気がスムーズに抜けることでパワー&トルクの向上が期待できる。今回お話をうかがったブリッツでは、純正より性能アップすることが認められた場合のみ製品化しているというから、買う方としても安心だ。
マフラー講師●ブリッツ企画部 塩谷さん
見た目や音に加えて実用性も! マフラー交換のメリットは多い!
コスト優先の純正マフラーはパイプ径が細く、消音のためのタイコもかなり大きい。その内部は隔壁構造になっており排気効率は決してよくない。対してカスタムマフラーはパイプ径も太く、サイレンサーも小振りで排気がスムーズに抜ける仕組み。しかも最近のスポーツマフラーは低中速トルクを稼ぐ設計が主流で、アクセルを踏んだ瞬間にググッとクルマが前に進んでくれる。だから扱いやすいのだ。また重量も純正よりも軽くなるのが一般的で、運動性能の向上も期待できる。さらに耐久性も高いとメリットだらけなのがカスタムマフラーの魅力なのだ。
純正マフラー
カスタムマフラー
左写真の純正マフラーと、左のカスタムマフラーを比べてみると違いは一目瞭然。一口でカスタムマフラーといっても種類は色々あり。中間パイプまでフル交換する本格派もあれば、リアピースのみを変更するお手軽モデルもある。さらにテールエンドに装着するマフラーカッターも。予算や目的に応じて選びたい。
選ぶ際のポイントは?
(1)デザインで選ぶ
個性を主張できるのがテールのデザイン。スタンダードなシングル出しや高級感のあるデュアル出し。さらに迫力の左右出しなど種類は様々だ。近頃はチタンカラーやカーボンなど、素材や仕上げにこだわったモデルも多い。自分好みのスタイルを選べば満足度はさらに高まる。
(2)音・性能で選ぶ
音量規制が厳しくなるに連れてひと昔前の爆音マフラーは減り、音質にこだわるモデルが増えている。高音重視や重低音サウンドなどどんな音色に調律されているかも確認しておきたい。また性能面についてもピークパワー優先だったのが、実用トルク重視へと変化。心地いいサウンドで扱いやすいカスタムマフラーが最新トレンドといえる。
ココに注意したい
(1)適合をしっかり確認
基本的には車検対応であれば問題なしだが、経年劣化により近接排気騒音が基準値を上回ってしまうと車検に通らないので要注意。それと気をつけたいのが最低地上高。シャコタンにしすぎると基準値の9cmを確保できないこともあるので確認しておきたい。ちなみにマフラーのテールエンドは車両の最後端より内側に収まっている必要がある。
(2)車検対応か?
保安基準で定められるマフラー音量。近接排気騒音の基準値は2010年3月31日までの生産車は普通車(フロントエンジン)が96db以下で、JASMA認定品なら車検はOK。2010年4月1日以降の生産車は近接排気騒音が96db以下であるのに加え、加速騒音試験が義務付けられた。そのためJQRなどの事前認証を取得したマフラーでないと車検はNGだ。
ブリッツのSUVオススメマフラーは【ニュルスペックカスタムエディション】
豊富なラインアップを誇るブリッツのスポーツマフラー。その新機軸となる新保安基準対応マフラーが『ニュルスペックカスタムエディション』だ。マフラー本体とテール部分を分割式とした新構造により、自分好みのテールパイプを選べるのが特徴。イメチェンも思いのままだし、劣化してきたらリフレッシュついでに違うカラーに変更するのもアリ。SUS304オールステンレス製でサイレンサーは鏡面仕上げとなっており、美しい仕上がりも魅力だ。もちろん排気効率にもこだわっており、車種ごとに最適なパイプレイアウト&サイレンサーを採用する。確実な効果を実感できる。
VS(ステンレスカラー)
VSR(チタンカラー)
カーボンレッド
テールはチタンカラーのVSRとステンレスカラーのVS、そしてカーボンレッドの3タイプを用意。テール単体のみの購入も可能となっている。またカスタムエディションではテールの突き出し量も自在に調整できるので、エアロバンパーに変更した際もかっこよく決まる!
SPEC
対応:RAV4、80ハリアー、ヴェゼル他SUV多数
仕様:純正交換タイプ/純正バンパー対応/JQR認証/テール(カーボンレッド、VSR、VS)
※各車種の価格はウェブサイトから。
▷イマドキSUVのマフラー選び まとめはこちら
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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