気になる車高調5ブランドを乗り比べ! 人気のKカーに装着した車高調で乗り味の違いを探ってみた!

5車種乗りました! 「車高調はどれを選べば良いの?」厳選5ブランドを乗り比べ、その違いをレビュー!|車高調の基礎知識その2

福岡県の人気ブランド「バタフライシステム」のKカーデモカーに、厳選した5ブランドの車高調整式サスペンションを装着し、自動車ライターの高橋陽介氏が乗り比べインプレッションしてみました! メーカーごとに異なる特性や乗り味はどうか? 製品選びに役立てて欲しい!

バタフライシステムのデモカーで車高調乗り比べIMPRESSION

自分流のスタイル作りを極める上で、不可欠なアイテムが車高調。

とはいえ、その種類は様々で、ドレスアップビギナーの中には「どれを選べば良いの?」という声も。

そこで今回は5ブランドの製品をイッキ乗り。

車種やタイヤ/ホイールサイズなどが一定ではなく、若干の条件差はあるものの、ブランドごとの特性の違いを知ることができた。

ぜひ、製品選びの参考にしてほしい。

〈取材協力〉

バタフライシステム 092-943-1888

ドライバーはこの人!【高橋陽介 氏】

Kカーから旧車、チューニングカー、スーパーカー、トラックなどジャンルを問わず、とにかくクルマが大好きという雑食系自動車ライター。九州・博多にて孤軍奮闘中。

インプレッション♯001/BLITZ DAMPER ZZ-R(ブリッツダンパーダブルゼットアール)

パツパツに攻めたホイールチョイスながら、乗り味はマイルド

まずはバタフライシステムのアンダーリップが装着された、デイズ・ハイウエイスターから。足回りは市場でも人気の高いブリッツ・ダンパーZZ-R。タイヤサイズは165/40-17インチで、スプリングシートはほぼ全下げ状態と、見た目的にはかなりハード志向。取材日の前日に組み上がったばかりということで、インナーとの干渉など各部の様子を見るため若干控えめなスピードレンジでのインプレとなったが、角の取れたマイルドな乗り味は明確に感じられた。今後、減衰力調整などセッティングを煮詰めて行けば、完成度はさらに高まると思う。

フロントリア
車高-50mm-60mm
ホイール17×6.0+4017×6.0+40
タイヤ165/40-17165/40-17
ホイール/ワーク・リザルタードスポーク
タイヤ/ルッチーニ・ブォーノスポールアルティマ
32段階の減衰力調整機構やアルミ製パーツの多用など、コスパという点においてもハイレベルなブリッツZZ-R。みんカラの人気投票でも高い支持を誇る。

●対応:ミニバン&SUVほか多数

●価格:16万1700円〜

インプレッション♯002/BOLD WORLD Absolute DS NEXT(ボルドワールドアブソリュートDSネクスト)

見た目とのギャップにオドロキ長距離ユースもこなすコンフォート性

走り出してすぐに気づいたのが、足の動きの軽さ。大径サイズのホイールに40扁平タイヤという組み合わせでありながら、路面からの突き上げやゴツゴツとした硬さは感じられず、コーナーでの安定度も高水準。アブソリュートDSネクストの性能の高さはもちろんだが、このクルマはバタフライシステムのデモカーとしてショーやイベントなど長距離移動を見据え、減衰調整や異音・干渉などの徹底した煮詰めが行われていることも、優れたトータルバランスを支える要因と言える。シャコタン=ドイヒーな乗り心地、という先入観を打ち破る仕上がりはお見事!

フロントリア
車高-55mm-75mm
ホイール17×6.0+4917×6.0+49
タイヤ165/40-17165/40-17
ホイール/ワーク・リザルタードメッシュ2
タイヤ/ルッチーニ・ブォーノスポールアルティマ
今回テストした5種類の中では、最もプライスレンジが高めなアブソリュートDSネクストだが、走りの上質さは価格以上の満足度が得られるハズ。

●対応:ミニバン&SUVほか多数

●価格:21万7800円〜

インプレッション♯003/IDEAL TRUEVA(イデアル トゥルーヴァ)

今日イチの、どシャコタン!にもかかわらず、走りはフレキシブル

「 エアロより腹下の方が低いので、気をつけて(笑)」と、バタフライシステムの荒巻社長からアドバイスを頂き、試乗に出発! こちらも上段のタント同様、17インチホイール+40扁平タイヤの組み合わせだが、またしても想定外の乗り心地の良さに、思わず笑いが。イデアルと言えばセダンやヨーロッパ車など、様々なカテゴリーにおける攻めのロワード用アイテムとして定評のブランドだけに、N-BOXとの相性もカンペキ。あくまでルックス重視なら現状のスタイルでもアリだが、もう一声、実用志向の車高にすれば、その持ち味はさらに活きてくるはずだ。

フロントリア
車高-60mm-65mm
ホイール17×6.0+4217×6.0+42
タイヤ165/40-17165/40-17
●ホイール/ワーク・リザルタードメッシュ2
●タイヤ/ルッチーニ・ブォーノスポールアルティマ
イデアルのラインアップの中ではミドルクラスという位置づけのトゥルーヴァだが、その潜在能力はハイレベル。オプションメニューも豊富だ。

●対応:ミニバン&SUVほか多数

●価格:14万2780円〜

インプレッション♯004/FINAL KONNEXION STYLE KIDS DAMPER(ファイナルコネクションスタイルキッズダンパー)

コスパ最高!純正からのアップグレードにもオススメ

4ナンバー貨物とは思えないしなやかな乗り味で、この日の5台の中でも特に印象に残ったのがファイナルコネクション。マンホールに片足を乗せるなど、故意にイジめてみたが(安全を確保した条件下で)、鋭角的な突き上げ感は抑えられ、車高調付きであることを意識させないほど快適。前ページの3台に対し、45扁平の16インチという若干ハイトが高いタイヤサイズというアドバンテージを差し引いても、その洗練されたフィーリングには高得点を付けたい。車高云々のためではなく、純正のドタバタ感をどうにかしたいという実用派ユーザーにも最適だ。

フロントリア
車高未計測未計測
ホイール16×5.5+4516×5.5+45
タイヤ165/45-16165/45-16
●ホイール/ワーク・エモーションZR10
●タイヤ/ヴィツァー・フォーミュラX
9万円を切る価格設定ながら、性能面(特に乗り心地)は上級モデルにも迫る実力を持つスタイルキッズ。減衰力の調整幅は20段階。

●対応:Kカー多数

●価格:8万7780円

インプレッション♯005/STREET RIDE TYPE-K2(ストリートライドケーツー)

スポーティな乗り味ダイレクト感を重視したい方に

今回の5台中、唯一のFR方式を持つエブリイバン。プロペラシャフトやディファレンシャルなど、フロア下に重量物を抱えている影響もあってか、50扁平の15インチタイヤながら乗り味はややハード寄りに感じた。時間の都合上、複数の減衰力設定を試すことが出来なかったが、調整次第では印象は変わって来るハズ。他の4台に対し、装着後の走行距離が最も多かったという点も、考慮すべきだろう。ただ、フンワリとしたソフト感よりシャープなダイレクト感を求める人には、この特性はアリ。強化ゴムタイプのアッパーマウントも、不快な異音を抑えている。

フロントリア
車高-40mm-50mm
ホイール15×5.0+4515×5.0+45
タイヤ165/50-15165/50-15
●ホイール/ワーク・クラッグTグラビック
●タイヤ/ルッチーニ・ブォーノスポーツ
15段階の減衰力調整付きと、リーズナブルな減衰力固定式が選べるのもこの製品のメリットだ(取材車両は減衰力調整付き)。

●対応:Kカー多数

●価格:8万5800円〜

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