問題のヘッドライトを自己解析で前期にも対応
新車コンプリートカーから中古ベースのLM仕様まで、力を入れている千葉県のプロショップ「ティースタイル」。海外でLMが発表された当初から、独自ルートでLM純正パーツを入荷している。部品的にはボルトオンで移植できる各パーツだが、ヘッドライトの制御やテールレンズのシーケンシャルに対するライティング系の制御CPUに互換性がないグレードや年式もある。そこを独自で解析することで、ベース車として最適とされている後期3眼ヘッドライト車だけでなく、前期型や2眼ヘッドライト車でもLM仕様にできる(一部除く)というのがティースタイルの強みだ。
これにより、ベース車両が後期の3眼車でなければ、車両価格をおさえることができ、総額をおさえながら憧れのLM仕様を手に入れることも可能。「アルファード&ヴェルファイアのカスタムがだいぶ落ち着いている感じなので、LMルックはその起爆剤的な感じになるかなと。ただ、純正品が高価なうえ、送料や関税も高い。全体的にどうしても値段が高くなってしまうので、ベース車両の金額をおさえることで、よりLM仕様が身近になればいいなと思っています」とティースタイルの田川代表。
今回撮影した前期ヴェルファイアだと、前期の中古ベースで約780万円。ライティング制御系の解析をさらに進めていき、より多くのベース車両でLM仕様を作れるように、さらに開発を進めていく予定だ。