くたびれたキューブの中古車をベースにカスタマイズ
3代目キューブの中古車をベースに、外装はラッピングでレトロな装いに、内装は傷ついたり経年劣化した樹脂パーツからシート類までをすべて新品に換装してリフレッシュしたもの。「中古車をリフレッシュして、日産車を永く愛してもらうこと」がテーマのコンセプトモデルだ。内外装のくたびれたパーツを新品に交換してリフレッシュすることは、個人でもやれなくはないが、個人でパーツを買ってやろうとすると部品代にけっこうなコストがかかる。だがメーカーがやれば、自分ところのパーツだけに価格も抑えられるし、新たな魅力を見せられるということで、反響によっては実際にこういうモデルの販売化もなきにしもあらずなモデルらしい。新車を売ることが第一と思われがちな自動車メーカーではあるが、SDGsの観点からすれば、中古車をリフレッシュ&カスタマイズして長く乗り続けてもらうことも決して悪いことではないはず。このキューブを皮切りに、日産中古車のリフレッシュモデルのラインアップが広がっていくと楽しいのだが…。今後の日産自動車の動向に注目したくなる1台だ。
スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部/Photos by tokyociaomedeia Text by 武田真吾