輸入車試乗会「JAIA」に潜入し、本誌では普段あまりお目に掛かることの少ないインポートカーを試乗チェックしてきました!話題の新型EVをはじめ高価なモデルなど個性溢れる8台を、2022-23日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員である、モータージャーナリストの工藤貴宏氏がご紹介します。
レトロなのにとびきりモダン!
ランドローバーの原点でもある「ディフェンダー」といえば、ちょっと前まで徹底的にクラシカルなクルマだった。けれど2019年にはデビュー72年目にして初めてのフルモデルチェンジを実施。一気にモダンなクルマへと生まれ変わった。
3タイプあるボディのうち、今回の試乗車はもっとも短い「90」と呼ばれるタイプ。乗った印象は、先代に比べるとオンロードでの走りと快適性がすごぶる高まっていることに驚いた。しかし、悪路走破性も先代以上なのだとか。
それにしても、このアイコニックなデザインだけで買いたくなってしまう。
試乗車は4気筒ガソリンだが、6気筒ディーゼルも選択可能。軽快な走りは前者だが、後者のほうが動力性能にゆとりがあるので魅力的だと筆者は感じる。
ボンネット上のステップ風演出(本来はスタック時に人が乗ってタイヤに荷重をかけるためだが新型ではダミー)や後席頭上の明り取り(天窓)など、伝統的な要素で外観を楽しく演出。
ショートボディの「90」でも後席スペースはしっかり確保されている。ただし荷室は広くないのでアクティブに使うなら2人で乗るのがベターだ。「110」は荷室が広くなり「130」は3列。
SPEC
サイズ(全長×全幅×全高/mm):4510×1995×1970¥
車両重量(kg):2180
エンジン排気量(cc)/種類:1995/直4ターボ
価格:1101万3000円
▷JAIA インポートカー試乗記 まとめはこちら
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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