e-POWER、e:HEV、ハイブリッド、三者三様のエンジンを持つMクラスミニバン、走りの違いは?

【最新ミニバン 走り比較編】クラス唯一のハンズオフドライブが可能な新型C28セレナ、実用性ではライバル達を一歩リード!? #Mクラスミニバン徹底検証 Vol.4

SERENA e-POWER LUXION
かつての5ナンバーサイズ縛りはなくなったものの、1750mm以内に収まる全幅による取り回しの良さ、そしてサードシートまで大人が無理なく座れる広さを兼ね備えているのがMクラスの箱型ミニバン。3陣営による最新作が出揃った今、改めてその魅力を徹底検証した。

 新設された新グレードは、e-POWER専用車【日産・セレナ】

第2世代の「e-POWER」は、日産初の発電用エンジンである1.4L直列3気筒を積む。静粛性の高さと高出力を兼ね備え、アクセルのツキの良さも印象的だ。最上級の「ルキシオン」は、フロントスクリーンとフロントドアガラスが遮音ガラスになることもあり、一段と静かな車内空間を享受できる。さらにルキシオンは、渋滞時以外にも作動するクラス唯一のハンズオフドライブを含む「プロパイロット2.0」を搭載する。車線内を正確に維持するため、足まわりの強化も盛り込まれた。2世代目のe-POWERは、回生時の姿勢も安定していて、制動時のノーズダイブを抑えるなど、乗員の酔いにくさにも寄与している。

 2.0L「e:HEV」と、1.5L直噴ターボを設定【ホンダ・ステップワゴン】

 2.0Lエンジンと2モーター内蔵式電気CVTを組み合わせるハイブリッドの「e:HEV」は、スムーズな加速フィールが得られる。街中であればモーター走行が中心で、加速時にエンジンも始動、効率のいい高速域ではエンジンが主役だ。メーター表示でエンジンが頻繁に掛かっているのが分かるが、音や振動は比較的抑えられていて、耳障りではない。ただし、急加速時や登り坂などではそれなりに音は侵入してくる。

一方の1.5L直噴ガソリンターボ車は、いわゆるターボラグが小さく、CVTのステップシフトも相まって小気味よい走りを披露する。110kW(150PS)/203Nmというスペックは、セレナの2.0L車と同等レベルで、最大トルクを1600-5000rpmという実用域で発揮するため、小排気量であることを懸念する必要はない。

また、最近の実用車としてはパワステが重めで、街中では重厚感がある。山道では安心感につながり利点もあり、ヴォクシーよりも手応えのある操舵感が得られる。

第5世代「THSⅡ」と2.0Lエンジンを用意【トヨタ・ヴォクシー】

1.8Lハイブリッド、2.0Lガソリンエンジン車を設定する。前者は最新世代のハイブリッドで、出力と応答性の向上が図られている。街中であればモーター走行の領域が広く、ライバルよりもエンジンが掛かりにくいのが美点で、静粛性の高さにも寄与している。さらに、乗り心地の良さも光るなど、いかにもトヨタらしい隙のない仕上がりを披露する。

純ガソリン車も最高出力125kW(170PS)、202Nmという最大トルクを活かし、力強く加速する。高速域でのパンチ力はそれなりだが、実用上不足を抱かせない。意外なのは、車両重量がハイブリッド車よりも30kg軽いだけで、フットワークにあまり差が感じられない点だ。シャーシ性能も先代から大きく進化していて、クセのない操舵フィールにより山道も含めて運転しやすいのもファミリーカーとして適任。なお、両パワートレーンともにアクセルを強く踏み込むと、音の侵入が目立ってしまうこともあるのが、少ない弱点だろう。

Mクラスミニバン徹底検証 まとめはこちら

【トヨタ・新型ヴォクシー】専用の大開口ロアグリルが印象的な、「S-Z」がトップグレードに君臨!! #Mクラスミニバン徹底検証 Vol.3

かつての5ナンバーサイズ縛りはなくなったものの、1750mm以内に収まる全幅による取り回しの良さ、そしてサードシートまで大人が無理なく座れる広さを兼ね備えているのがMクラスの箱型ミニバン。3陣営による最新作が出揃った今、改めてその魅力を徹底検証した。

【ホンダ・新型ステップワゴン】人気のスパーダに最高級仕様のプレミアムラインを新設!#Mクラスミニバン徹底検証 Vol.2 新車レビュー

かつての5ナンバーサイズ縛りはなくなったものの、1750mm以内に収まる全幅による取り回しの良さ、そしてサードシートまで大人が無理なく座れる広さを兼ね備えているのがMクラスの箱型ミニバン。3陣営による最新作が出揃った今、改めてその魅力を徹底検証した。

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

キーワードで検索する

著者プロフィール

stylewagon 近影

stylewagon