カスタムの基本は足まわり=ローダウンとホイール選び
トヨタ・30系アルファード
風堂々佇む2台のLクラスミニバン。手数の重要度としては、ホイールと足まわりにそのほとんどの労力を割いていると言っていいだろう。
奇を衒った印象は一切無い。
アルファード&ヴェルファイアを知り尽くした徳島のフェイトが手掛けたシンプルかつセダンテイストを散りばめたアルファードとヴェルファイアだ。
純正イメージを大切に残しながらも要所を手間暇かけて仕上げたこの2台。実用性とルックス、その両方を叶えるため足まわりにはどちらもエアサスを装着している。ノンエアーの着地時に美しくキマるルックスを、とこだわったキャンバー角もこの2台のアピールポイント。もちろん最大の個性ともいえるホイールには、レクサスLS用のBBS・LM‐R(アルファード)とワークのジスタンス(ヴェルファイア)をそれぞれ装着する。
Kさんのアルファードは、外装にモデリスタ、ジェノバ、アヴェル、アドミレイションを用いたミックスエアロを導入。そしてレクサスLS用のBBS・LM‐R(P・C・D・1A20)、ホイールを履かせるため変換スペーサーも装着。
ブレーキローターは380φのブレンボ、キャリパーはポルシェ純正の6ポット用加工(リアは純正ブレーキを生かし358φのローターに純正キャリパー+カバー)。国内でオーバーホールすることも想定しての純正ブレンボ装着だ。
足まわりはフェイトオリジナルのアヴェルエアーを核に、フロントにTディメンドのイージープロ+リンクロッド+タイロッドエンド、アッパーマウント、キャンバーボルト調整などを行う
リアも同じくTディメンドのイージープロ+キャンバーアーム。さらにマル秘の仕掛けもプラスしストローク量は通常時よりさらに19㎜も増しているという仕掛けだ。
【Specifications】
●WHEEL
BBS・LM-R(21×9.0)
●TIRE
ニットー・NT555G2(255/30-21)
●AERO PARTS
F/S=モデリスタ、R=ジェノバ
●EXTERIOR
リアウイング=アヴェル、ゲートウイング=アドミレイション
●SUSPENSION
エアサス=アヴェルエアー