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  • 2018/10/25
  • Motor Fan illustrated編集部

クラリオンがフォーレシアに800億円で売却。日立製作所がフォーレシアのTOBに応じるかたちで

ますます激化するサプライヤーの合従連衡

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クラリオンは日立グループの一翼を担っていて、自動運転系の技術開発でも力を発揮していた。写真は2018年のCESでのもの。
日立製作所は、カーナビゲーションなどを手掛ける子会社のクラリオンをフランスのメガサプライヤー、フォーレシア(Faurecia)に譲渡すると日本経済新聞が報じた。フォーレシア、クラリオン、日立製作所からの正式なプレスリリースは、10月25日19時30分現在出ていない。
フォーレシアは、内装部品だけでなく水素燃料電池車関連の技術も持っている。

この20年でフォーレシアは大きく成長し、グローバル企業となった。

 フォーレシアは、フランスをベースにする自動車部品の大手サプライヤーである。自動車のシート、内装品のみならず、さまざまな部品を手掛ける。2017年の売上は約170億ユーロ(約2兆1000億円)で、11万人の従業員、300カ所の拠点を持つ、巨大メーカーだ。

 一方のクラリオンは、日立製作所の子会社で2018年3月末時点でクラリオンの株式の約63%を保有していた。今回の日経新聞の報道によれば、フォーレシアによるTOB(株式公開買い付け)に日立が応じるかたちでクラリオン株の50%超を手放す見通しだという。

 サプライヤーの買収劇といえば、カルソニックカンセイによるマニエッティ・マレリの買収で驚かされたばかりだ。

 自動車の大変革期を迎えて、自動車メーカーのみならず部品メーカーの合従連衡の動きはますます激しくなっていくのだろう。

 その後、10月25日付けで日立製作所は以下のプレスリリースを発表している。

当社および当社の子会社に関する一部報道について

  一部報道において、当社が、当社の子会社であるクラリオン株式会社の株式を公開買付け
への応募によって譲渡するとの記事が掲載されましたが、当社より公表したものではありま
せん。
 事業強化に向けたさまざまな検討を行う中で、公開買付けに関する提案を受けていますが、 現時点で決定した事実はありません。開示すべき事項が発生した場合には、速やかにお知らせします。

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