e-Mobility Power社は全国の商業施設や道の駅、高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、自動車ディーラーなどに普通・急速合わせて2万口以上※1の充電ネットワークを展開している。今後、電気(EV)トラック向けに対応する駐車スペースを確保した充電スポットの新設も計画されている。
「eCanter」が「eMPカード」の対象となったことにより、「eCanter」のユーザーは自社事業所における充電(基礎充電)だけでなく、運行ルート途上での「経路充電」も可能になる。MFTBCはEVトラックの充電方法の多様化によって、EVトラックの課題の一つである航続距離に対する不安を軽減し、「eCanter」活用用途の拡大と、ユーザーの使い勝手の向上によるEVトラックのさらなる普及への貢献を目指す。
MFTBCは2017年に国内初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売し、2023年3月には「eCanter」新型モデルを投入した。新型「eCanter」は車両サイズや航続距離、架装の種類を大幅に拡大し、顧客の多様なニーズに対応できるEVトラックとして、市場からも好評を集めている。2023年10月には「eCanter」の国内における累計納車台数が300台を突破した※2 。MFTBCは車両に加え、「FUSO eモビリティソリューションズ」の枠組みなどによって、顧客のEVトラックの導入・運用をサポートする取り組みにも注力している。
※1 トラック向けに利用可能な充電設備は、車両サイズなどによって限られる。当初は全長5メートル以下・標準幅の車両が対象だが、今後、よりサイズの大きな車両も利用可能な充電スポットが拡大される予定とされている。
※2 従来型と新型の合計。