NSK、大幅な低発熱化を実現した工作機械向け低フリクションボールねじ「MT-Frix」の受注を開始

日本精工(NSK)は、昨年10月にプレスリリースした新製品「MT-Frix」を、2025年4月から受注開始したことを発表した。同製品は、ボールねじの動摩擦トルクと発熱を大幅に低減させており、工作機械の精度維持や省エネルギーに貢献する製品である。

低フリクションボールねじ「MT-Frix」は、NSKの解析技術でボールねじ内部のボールと溝の接触状態を高精度に解明して内部仕様が最適化され、寸法はそのままに、剛性を維持しながら動摩擦トルクを低減。これにより、大幅な低発熱化を実現し、工作機械の高い位置決め精度を維持すると共に、動摩擦トルクによるCO₂排出量が従来比で最大50%削減された。

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部