荒川 健
カーデザイナー。早稲田大学理工学術院創造理工学部非常勤講師(2020年定年退職)。前 東京都立産業技術大学院大学客員教授。(2020年まで)
1975年三菱自動車入社。初代ミラージュのロゴマークやセダンの外装デザインを手掛けアドバンスド・グループを経てトラック部門に移動。FUSO大型トラックとバスの内外デザインを担当。1985年発表のアドバンスド・トラックMT-90Xのエクステリアデザインの主担当デザイナー。空力ボディー開発で量産車ベースの走行実験車としてトラック世界一のCD=0.38を達成、10年間記録は破られなかった。
1988年マツダからデザイン主査としてヘッドハントされる。1991~92年発売のユーノス500、プレッソ(AZ-3)のチーフデザイナーを同時に担当し、空力性能向上でも成果を上げマツダのデザイン改革に貢献した。
1995年独立し韓国KIA日本研究所のデザイン開発を任され、ミニバンの原寸大クレーモデルでピニンファリーナとのコンペに勝利し量産化案に選ばれる。2年後新型カーニバルとして発売された。1997年以降ダイハツ、三菱、マツダ、中国吉利(GEELY)汽車、本田技研経営企画室、松下電器産業などのプロジェクトに参画。2006~2007年TV番組「久米宏のCAR TOUCH!」に12回にわたりレギュラー出演。2012年にはJAC江准汽車日本設計センターデザイン部長に就任した。
愛車歴は、ブルーのルーチェ1800に始まり1966年型ジャガーSタイプ、初期型シトロエンCXプレステージ(前三菱アルミ社長専用車)、1978年製シェビーバン、1983年製ハイルーフ・カスタムシェビーバン、サバンナRX-7(最後の限定車)、クラスAシボレーモーターホーム(全長9m)、深紅のアウトビアンキ-アバルトA112、ダイムラー3.6L、シトロエンC3プルリエールその他多数。ちなみにサバンナ以外はすべて中古車である。
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