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マフラーに続いてリリースされたのはフロントパイプ!
実車を用いたトライ&エラーで確実な性能アップを実現
RZ34チューニングに積極的な姿勢を示す“フジツボ”が、スポーツマフラーの「A-RM(21万1200円)」に続いて、新たにフロントパイプを開発したというニュースが舞い込んできた。
この製品は、同型エンジン“VR30DDTT”を搭載するRV37型スカイライン400R用フロントパイプをベースにしているものの、エンジン特性に大きな影響を与える集合部の位置をRZ34用に最適化。膨大な試作品をテストした結果、最終的に集合位置は400R用よりも約15cm後方となっている。
さらに、パイプ径も純正の50φ→60φから60.5φ→70φへと拡大した上、曲げ部分も極限まで緩やかにすることで理想的な排気効率を達成している。
パイプレイアウトをフルデュアル化せずに集合型としたのは、実用域でのトルクを高めるため。ストリートでの扱いやすさを狙った結果だ。
また、集合部には耐久性を向上させるべく当て板による補強を追加。溶接も非常に美しく、名門エキゾーストパーツメーカーらしさが光るポイントの一つだ。
フロントパイプ交換の効果は絶大だ。フジツボの社内テストでは、単体交換のみで約3ps&約3.5Nmの出力アップを確認。パワー&トルクともに最大変化幅こそ大きくはないが、2000rpm〜4000rpmという実用域の特性を改善させることで、数値以上にパンチ溢れる走りを生み出してくれる。
現状では価格未定となるが、フジツボの手腕がいかんなく発揮されたハイクオリティさは見逃せない。RZ34オーナーにとっては発売が待ち遠しいパーツなのではないだろうか。
●問い合わせ:藤壺技研工業 TEL:055-998-0130
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