目次
ストリートでは味わい切れない本来の速さを存分に開放する!
コントローラブルかつ高いコーナリング性能を誇る86/BRZにとって、サーキット走行はベストなステージだ。ドラテク磨きにも最適だし、仲間とタイム競い合うのも楽しい。安全に限界性能を知ることができるのもクローズドコースならではだ! 今回はエビスサーキット東コースで行なわれたアムクレイド走行会に潜入。オーナーがどんな風にイジり、楽しんでいるのかを徹底チェック!
通勤快速、ときどき走行会仕様
AE91やGDAなど、マイナー車ばかりを乗り継いできた“ボズの人柱”さん。長く乗り続けてきたGDAが壊れて、修理代が高く付くことが分かったため、BRZへの乗り替えを決意。お得なセカンドグレード狙いということで今回も廉価グレードのRを選択。通勤メインなので運転が楽なAT仕様をチョイスした。
前のクルマから移植したホイールは、A-TECファイナルスピードフォージド。タイヤはTOYOのプロクセスR1Rで、225/45R17サイズを組み合わせる。
狭い場所で乗り降りすると、ドアの内張りに傷を付けがち。そこで装着したのがハセプロのハードレザーキックガード。違和感ない仕上りで満足しているそうだ。
格安ベース車をサーキット練習マシンに!
中古車市場もこなれてきた先代86/BRZ。そこに目をつけ、息子さんの練習用として格安の中古を手に入れたのが“のうさぎ15”さん。Z33フェアレディZを所有しているが、そろそろ免許が取得できるという息子のために増車したのだとか。
「外装が傷ついた中古車を買ってきて、前後バンパーを交換。車高調やブレーキなどを強化して、サーキットで楽しめる仕様にしました。今回サーキット初走行ですが、シャコタンにしすぎたのかドアンダーですね。あまり落とさない方が良いかもしれません」とのこと。
心臓部のFA20エンジンは、HKSのレーシングサクションやハイパワースペックLマフラーを装着したライトチューンスペック。そこそこのパワーなので練習用にもぴったりだ。
TE37風ブロンズカラーに自家塗装したグラムライツのホイールがお気に入り。足回りはBCレーシング車高調で強化済みだ。
パワー不足は否めないようで、勾配がきつい上りの最終コーナーは、Z33と比べると全然…。とはいえ、このBRZは2ヶ月前に買ったばかり。セッティングを詰めれば、練習用にも最適な走りが楽しめる1台に仕上がること間違いなしだ。
サーキットで遊び倒せる素直さと手頃さが魅力!
R35GT-Rやポルシェ997ターボを所有する“ハマー”さんが、サーキットで楽しむために手に入れた中古のBRZ。関東で一番安かったのが購入の決め手。走行11万kmで約100万円だったというからお手頃だ。サーキットでクラッチが滑って不動になったくらいで、大きなメカトラブルもないという。
「走りが素直でドライビングの上達に繋がるのが魅力ですね。ボディがしっかりしていて、コーナーは前に乗っていたS15シルビアより速いという印象です」。
エンジン関係は、HKSのEXマニやフラッシュエディターを入れたライトチューンだが、もう少しパワーが欲しいのも本音。ライバルは友人のスイフトスポーツとのこと。
フロントリップ、サイドステップ、リヤアンダーはZELEで統一。シンプルなデザインのTRDダックテールもお気に入りだ。
足回りは、オリジナル仕様のZEALファンクション車高調を組み込み、LSDはクスコの機械式2ウェイをチョイス。ホイールは、2ピースモデルからエンケイのRS05RRに履き替えたところ、軽量化によるハンドリングの向上を実感。クルマが軽くなったような印象に生まれ変わったそうだ。
⚫︎取材協力:アムクレイド関東甲信越支部
【関連リンク】
アムクレイド関東甲信越支部
https://amkread-kanto.net/