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全幅1965mmの衝撃ワイドボディ!
張り出しフロントバンパーでBNスポーツらしさを演出
低さを際立たせる“末広がり系”エアロをリリースし続け、ドリフトユーザーを中心に愛用者の多い“BNスポーツ”が、GR86用のBLSワイドボディキットを発表した。
「GR86が持つボディラインを活かしつつ、ワイド&ローの流れるフォルムを目指した」とは、BNスポーツのモティン代表。その言葉通り、今作は全幅1965mmにも達する超ワイド仕様にも関わらず、フロントからリヤにかけてのラインは極めてニュートラルに仕上がっている。
「ルックスと機能性を両立する」というコンセプトに基づき、フロントはダウンフォースを意識しつつ、カナード一体型のリップスポイラーをインストール。フロントバンパーはロングノーズ化されており、単純な造形ではなく、面を巧みに組み合わせているのに注目したい。
前後のボトムラインを整えるサイドステップは、シンプルながらシャープ感を意識してデザイン。のっぺりとしたサイドビューに抑揚のあるアクセントを加えている。
リヤセクションは、純正バンパーにフローティング式のリヤディフューザーを追加することでボリュームアップ。
フェンダーはフロントが片側85mmワイド、リヤが片側95mmワイドのブリスター仕様で、大迫力のディメンションを構築。フェンダーとバンパーの段差を解消させるアタッチメントも用意する。ホイールはワークのエモーションEZR-2Pで、フロント10.5J×19-35、リヤ11.5J×19-32という圧巻のサイズをインストールしている。
GTウイングはすでラインナップされているBLSシリーズの製品を流用。
独創的なデザインでトータルフォルムをコントロールし、そこに機能性を注ぎ込んだ大作。その姿はまさしくBNスポーツの造形哲学を示しているようだ。
ER34スカイライン乗り必見のボディキットも!
海外ユーザーをメインターゲットにした、ER34型スカイライン用の新作ボディキットもデビュー。今作はBNR34スタイルを実現するためのコンプリートキットとなっており、フロント、サイド、リヤ、前後フェンダーに加え、純正形状のウイングも開発。前後フェンダーは純正に対して片側約40mm、BNR34に対しても片側約10mmほどワイド化されているそうだ。
TEXT&PHOTO:山本大介