「JZA80スープラに90年代JGTCマシンの美しさを!」老舗エスプリのエアロパーツに対する拘りを紐解く

JGTCマシンのアピアランスをストリートへ!

最も美しかったGTマシンへの憧憬

40年以上の歴史を持つチューニングショップの老舗、“エスプリ”。谷田部の最高速テストやゼロヨン、各地のサーキットアタック等で優れた記録をマークしてトップチューナーとしての地位を築き上げてきた。そんなエスプリはエンジンチューナーというイメージが強いが、実はエアロパーツも数多くラインナップし、コアなチューニングファンの間で人気を博している。

エスプリ前川代表によれば「まぁ、ウチはエアロ専門ってわけやないけど、速いクルマ作ろう思ったら、エアロパーツが必要な場合もあるんよ。そんな時にはオリジナルを作る」とのこと。ベース車両に対し、もう少しワイドなタイヤを履きたいとか、冷却性をアップしたいなど思った時こそエスプリがエアロパーツを手がけるきっかけとなるわけだ。

このJZA80スープラ用エアロの開発は、機能性に加えてもうひとつの狙いがあった。それは「スープラが一番輝いていた頃のスタイリングを再現する」というもの。

デザインモチーフとなったのは1995年シーズンのGTマシン。前川代表がこの頃のスタイリングが好きだったというのもあるが、近年のGTマシンはタイヤ外径が大きく(ノーマルよりも70~80mmくらい大きい)、そのままのデザインをストリートカーに転用すると逆に不恰好に見えてしまう。そのため完全にオリジナルのデザインを作り上げたというわけだ。

細部を見ていく。フロントバンパースポイラー(12万3200円)は、大型のセンターダクトのみで構成。カナードやアンダースポイラーで空力の調整が可能だ。

サイドステップ(14万4100円)の下端はフロントリップとキッチリ合わせてある。ストリートを走るにはちょっと車高が低めだが「これくらいがキマる」と前川代表。

オーバーフェンダー(10万1200円)は、フロント片側40mm、リヤ片側50mmのワイド化で安定感のあるフォルムを作り出す。前後10.5Jのホイールを履かせても余裕だ。

リヤバンパーとリヤアンダースポイラーはノーマルのままにも関わらず、トータルフォルムのバランスは完璧。逆にスッキリとしたリヤビューを作り出すことに成功している。
 
「JZA80は本当にすごいチューニングベースで実力は今でも一級品やと思う。こうやって外観をモディファイしてやるだけでまた新しい魅力が出てくるやろ?」と前川代表。ブーストアップの400psオーバーから、フルチューン1000psクラスまで様々なチューニングを手がけてきた老舗チューナーが作り上げたスープラは、走りだけでなくルックスでも最新マシンに負けない魅力を手に入れたのだ。

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●取材協力:エスプリ TEL:0593-70-8080

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