目次
異端の正統派、BOUSOU-ZOKU魂
トラディショナル・ワークススタイル
飛ぶ鳥を落とす勢い、向かうところ敵なしの様相で、世界の注目を集めるリバティーウォーク。その代名詞と言える「ビス留めワークスフェンダー」を軸とするスタイルは、クルマ好きならご存知の通り。
古き良き時代のヤンチャカスタムを、現代のスーパースポーツと組み合わせた独自の手法は、その後のカスタムシーンに色濃く影響を及ぼした。そんなリバティーウォークが示すコンセプトは、もちろん暴走族(BOUSOU-ZOKU)に他ならない。代表の加藤氏が若かりし頃、リアルに経験したスタイルを現代のクルマに取り入れることが発想の原点というわけだ。
このR35GT-Rは、そんな加藤氏のカスタム魂が注入されたLB-WORKS仕様(type1.5 Complete body kit ver.1:179万3000円)だ。
元々は前期向けのタイプ1をラインナップしていたものの、その後に2017年モデルをベースとしたタイプ2へと進化。このタイプ2はサイドディフューザーを組み合わせるデザインに変更されているため、改めて2017年モデル向けにタイプ1のトラディショナルなワークスフェンダーを合わせたのがこのタイプ1.5というわけだ。
フロントセクションには2017年モデル顔に合わせたフロントディフューザーをセット。エアロ形状のフルバンパーを組み合わせるのではなく、ノーマルのデザインにプラスαの構成要素は、往年のチンスポにも似た雰囲気を作り上げるのにも最適。まさに現代版のトラディショナル・ワークススタイルだ。
当時のワークススタイルに倣ったフェンダーは、幅や広がり方だけでなく反りまで計算し尽くされたアイテム。この独特なラインを自然な雰囲気で再現するため、試行錯誤を繰り返した拘りの造形だ。ホイールは、フロント11J-15、リヤ12J-70のフォージアート・フラテロ。存在感のあるリムはブラッシュド加工が施され素材感を高めつつ、フラットブラックのディスクとのコントラストを強調する。
純正リヤバンパーの下に追加するディフューザーはスタイリングのアクセントとして、さらに空力パーツとしても必須のアイテムだ。
日本ではどうしても異端と呼ばれるスタイルを、今や正統派として昇華させたリバティーウォーク。ワークスに続く新たなアプローチもすでに取り掛かっているだけに、今後さらに注目度がアップすること間違いない。
●問い合わせ:リバティーウォーク TEL0561-51-0001
【関連リンク】
リバティーウォーク
https://libertywalk.co.jp/