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トップシークレットは2025年もGT-Rに全力投球!
4500万円の価値と意味
スモーキー永田率いる“トップシークレット”が、2018年から取り組んでいる“第二世代GT-R再生プログラム”の最新作を東京オートサロン2025で発表した。
このプログラムは、一度フルストリップ状態にした上で錆を完全撤去し、そこからトップシークレット流の剛性アップ術を施工しながら高程度の純正パーツのみで組み上げていくというもの。つまり完璧なレストアだ。
そんな再生プログラムによって蘇ったBNR34は、もはや新車レベルの輝きを放っている。なお、ボディカラーはステルスグレー(R35GT-Rニスモ純正色)でオールペイント済みだ。
スモーキー永田いわく「ベースは、ワンオーナー&室内保管の最終型VスペックIIニュル。恐らく市場価値で4000万円以上は付く個体だね。イジるのにかなり気が引けたけど、やっちゃったよ!」とのこと。
錆ひとつないクリーンなエンジンルームに収まるRB26DETTは、フルオーバーホールと同時にHKSの鍛造ピストンを組み込んだ2.6Lの強化仕様だ。R35GT-Rのエアフロを流用して近代化を図りつつ、そこにHKSのGT-RSタービンをセット。ハイレスポンスな600psを作り上げている。
排気系は、HKSタービンアウトレット→チタンフロントパイプ→メタルキャタライザー→マインズVXプロチタンマフラーというレイアウト。
足回りはアラゴスタの車高調を軸にセットアップ。ホイールは、OZレーシングとのコラボレーションで誕生した最新作『OZ TOPSECRETエストレマ フォージアータ(19×10.5J+15)』だ。
ブレーキはR35GT-Rのブレンボキャリパーを前後に奢り、ローターも2ピーススリットに変更。オーバー600psに見合ったストッピングパワーを手にしている。
内装も程度の良いパーツを使ってフルリフレッシュを敢行。さらにパネル類はウルトラスウェード生地で張り替えている。ステアリングやシフトブーツなどはトップシークレットのオリジナルモデルだ。
シートは何とR35GT-Rニスモ(2024年モデル)の純正レカロを移植! 「一脚で150万円くらいだったかなぁ。せっかくのコンプリートだから奮発したよ」とはスモーキー。シートベルトも、トップシークレットのタグが入ったレッドカラーバージョンに変更済みだ。
車両本体価格は税込み4500万円(車検2年付き/現状渡し)。高額だが、現在の中古車相場と照らし合わせてみると、決して高くはない事に気づくはず。東京オートサロン期間中にも問い合わせが殺到しているそうだが、一生モノのGT-Rを探している人はトップシークレットに一度問い合わせてみてはいかがだろうか。
●取材協力:トップシークレット 千葉県千葉市花見川区三角町759-1 TEL:043-216-8808
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