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ジムニーはサーキットでも超楽しい!
初心者からアタッカーまでジムニーファンが集結した一日
ジムニーファンによるジムニーファンのためのサーキットイベント“ジムニースーパーラップ2021”が、2021年11月20日に千葉県の茂原ツインサーキットで開催された。
第7回目となる今回のエントリー台数は過去最大となる56台。開催毎に参加者の走りとマシンのレベルは確実にアップしており、ジムニーオーナーの目標となるイベントとして絶対的な地位を確立している。
ジムニースーパーラップを主催するのは、千葉県柏市でジムニーをメインに足回りチューンからECUセッティング、そして鈑金塗装まで何でもこなす実力派ショップの“レインボーオート”。
「かつてドリフトがD1の誕生で競技として確立されたように、ジムニーも環境さえ整えればオフロード以外で楽しむオーナーが増えると思ったのがきっかけでした。イメージとしては、モタードレース(モトクロッサーを改造したバイクのレース)のジムニー版なんです。サーキットは安全ですし、泥や飛び石でクルマが痛むこともないので、外観にも拘った美しい仕様が増えてきたのも嬉しいですよね」と説明してくれたのは横尾代表だ。
ピットを埋め尽くすのは当然ジムニーばかり。分かってはいるが、普段の茂原ツインサーキットの光景からは考えられない状況である。
参加者に関しては、タイムアタックを真剣に行う闘魂ジムニー乗りはもちろん、スキルアップを目指す女性オーナーやこのイベントのために北海道から駆けつけた猛者など、まさに十人十色。「ジムニーで走ることが好き」という大きな共通テーマで成立しているオールジャンル走行会という印象だ。
走行クラスは純粋にタイムを狙うスーパーラップクラスと、まずはサーキットの楽しさを体験したいという人が中心のビギナークラスで構成。走行車両は2サイクルのSJ30から現行のJB64W/74Wまで様々で、トップクラスのタイムは56秒台とかなりハイレベルだった。
パドック内には出展社のテントが並び、カスタムパーツの展示に参加者達も興味津々。なかでも注目したいのが、完成したばかりという“ショーワガレージ”のJB74Wシエラだ。
得意の足回りはオリジナルのX-SHOCK(クロスショック)の他、大容量バンプラバーや強化タイプの各種アームなど、好みや走行ステージに合わせた豊富なラインナップを用意。
オリジナルのリンクスマフラーは5ZIGENとの共同開発で、シエラ専用に低速トルクとNAらしい高回転での吹け上がりを追求。エクステリアパーツもフルLEDのテールランプのみならず、フロントウインカーやフォグランプ、フロントグリルや前後バンパーなども設定する。
デモカーの車内に装着されていたデジタルクリノメーターは人気のアイテム。ロール&ピッチ角度、温度、速度、方位、標高などの表示が可能な多機能ディスプレーで、ジムニー全モデルに装着が可能だ。
基本的には純然たる走行会なのだが、イベントコンテンツとして横尾代表がステアリングを握る快速デモカー(JB64とJB23)の助手席体験走行も実施。本来は、この他にショップデモカーによるレースやパドック内でのオフ会なども開催しているのだが、今回は新型コロナ感染防止のため中止にしたそうだ。
なお、ジムニースーパーラップは年に1回の開催で、次回は2022年秋予定とのこと。全開で走る楽しさを満喫したいジムニー乗りは、レインボーオートの動向に注目していただきたい。
PHOTO&TEXT:川崎英俊
●問い合わせ:レインボーオート 千葉県柏市酒井根688-2 TEL:04-7176-8207
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レインボーオート
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