「このBCNR33は美しすぎる!」富士に的を絞った800馬力のサーキットスペック

エンジンルームや室内の作り込みは芸術的だ!

オーナードライブで富士1分47秒1をマークする実力

このBCNR33は、ハイパワーチューンを得意とする“ドゥーラック”がエンジンメイクを担当し、それ以外のパートを最高速チューニングの名門“レヴォルフェS.A.”が手がけたサーキットスペックだ。

元々はストリート仕様として仕上げられた車両だったのだが、その後サーキット仕様へと路線変更。富士スピードウェイにターゲットを絞り、全方位くまなく手が入れられたのだ。

RB26DETTエンジン本体は2.6Lのまま、HKSのピストン、コンロッド、クランク、カムシャフトを組み込んで徹底強化。排気系は、EXマニからエンドマフラーまで全てレヴォルフェS.A.のオリジナルで統一されている。

コンプレッサーハウジングが耐熱塗装されたタービンはトラストのT88-34D。F-CON Vプロによる綿密な制御で最高出力は800psオーバーに達している。

メッキ加工されたニスモ製サージタンクやチタンタワーバー、エキゾーストハウジングをカバーする遮熱プレートなど、徹底的に美しさを追求。ショーカーさながらの輝きは、思わず見惚れるほどだ。

足回りはアラゴスタの車高調(F16kg/mm R14kg/mm)を軸にセットアップ。アーム類は調整式がフル投入され、富士スピードウェイに合わせてアライメントを適正化済みだ。

ホイールはレイズVR.G2、タイヤにはアドバンA050(295/30R18)を組み合わせる。ブレーキはAPレーシングのモノブロックキャリパーを奢る。

室内はダッシュボード以外の内装パーツを撤去し、アンダーコートも剥がされたスパルタン仕様だ。

スーパーGTマシンを彷彿とさせる溶接留めのロールケージは、軽量かつ高剛性なクロモリ製で製作されたスペシャル。サイドのクロスバーはチタン製で非常に美しい仕上がりだ。ミッションはホリンジャーの6速シーケンシャルドグを搭載している。

BNR34のZチューンを思わせる形状のフロントフェンダーは、リアルファクトリーMのオリジナル製品。15mmワイドの設定でフロントタイヤの選択肢を広げてくれる。その他のエアロパーツは、ドゥーラックのスペシャル品だ。

ショーカーとして成立するほどの美しさを有するBCNR33だが、その実力は本物。オーナードライブで富士スピードウェイ1分47秒1をマークしているほどなのである。

機能美を突き詰めたBCNR33、オーナーの熱量と強い拘りを感じることができるスーパーチューンドだ。

●取材協力:レヴォルフェ・エス・アー 神奈川県横浜市都筑区池辺町3960 TEL:045-929-6087/ドゥーラック 神奈川県横浜市都筑区大熊町152-1 TEL:045-471-0500
 
【関連リンク】
レヴォルフェS.A.
http://www.revolfe.com/
ドゥーラック
http://www.do-luck.com

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