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ザウルスチューンのワンオーナーJZA80スープラ!
ドレスアップで流行りのワイヤータックを取り入れる
新車購入ワンオーナーで約30年、実力派チューニングショップ“ザウルス”と二人三脚でチューニングを重ねながら進化させてきたという大橋さんのJZA80。
RIDOXのワイドボディやトップシークレットのGTウイングなど、エクステリアは人気ブランドで美しくまとめ上げているが、このチューンドの見どころはエンジンルームにある。
心臓部の2JZ-GTEは、トラストのH断面コンロッドや鍛造87φピストンなどで3.1L化。そこにT88-33D改タービンをインストールし、F-CON Vプロによる綿密な制御を組み合わせることで800psオーバーを実測で発揮している。
また、魅せるエンジンルームを意識しているのもこのチューンドの特徴だ。配線や配管を見えない位置に移動したりフェンダー内に隠す、いわゆる“ワイヤータック”を敢行しているのである。
足回りは、アラゴスタ・タイプS車高調に加え、瞬時に車高の上げ下げができるロベルタカップも装着。エアタンクはトランク内にマウントする。その他、イケヤフォーミュラの調整式フロントアッパーアームやロールセンターアジャスター、ピロロアアームも組み込み、速さと快適性を両立している。
ホイールはアドバンレーシングGTの18インチで、ブレーキはザウルスの鍛造レーシング6ポット&4ポットキャリパーに交換。ローターサイズはフロントが380mm、リヤが345mmとなる。
追加メーターが並び、本気度が伝わってくるコクピット。メインメーターはTRDのフルスケールに交換され、ロールケージのAピラー側には115Φの大型タコメーターを装備。その他、ブースト計や燃圧系、油圧計、油温計、水温計などもデフィ製で統一。シートは、ブリットのフルバケZIEGIIIだ。
価値が高まり続けているJZA80スープラだが、動態保存するのではなく最新のチューニング&カスタムを取り入れながら改造していく大橋さんのスタイルは、ヤンチャでありながらどこか大人の余裕を感じてしまうから不思議だ。(W-Option JAMBOREEより)