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良い音を楽しむ環境を根底から創る
スピーカーのマウントに拘りアリ!
R35GT-Rをデモカーに、ハイクオリティなサウンドの提案やインテリアメイクを繰り広げる“サウンドプロ”。
音とスタイリングに拘るワンオフ技術はもちろん、近年、注目度を高めているのがR35GT-R向けに開発したオリジナルの2DINパネル+オーディオコントロールスワップキット(27万9400円〜28万4900円)だ。
中古車市場で多い初期〜中期モデルの純正マルチは、ナビデータが古くなってしまっているだけでなく、機能性や拡張性も不足しがち。
しかし、エアコンとオーディオの操作パネルが一体化している上、ドライブコンピュータの表示でも必要なため、取り外すという選択肢はあり得ない。そこで活躍するのが、この“2DINパネル+オーディオコントロールスワップキット”。
キットには、純正コントロールパネルをルーフのルームランプ位置に移設するためのパネルや、空いたコンソールを2DIN化するフレームや取り付け金具、ハーネスなどが含まれ、純正オーディオやエアコンの機能を100%維持。
これにより、最新の2DINナビやディスプレイオーディオなどのインストールが可能になるのだ。ただし、取り付けにはそれなりの知識と技術が必要なため、プロショップでの施行が望ましいだろう。
もちろん、サウンドプロはR35GT-R以外の車種にも完全対応。本格的なカスタムオーディオのみならず、「手軽に音を良くしたい」という入門者のニーズに応える『ドアチューニング』も展開している。
ドアを防振してスピーカーを正しくストロークさせる『デッドニング』という作業は、耳にしたことがあるはず。サウンドプロのドアチューニングも根本は同じだが、デッドニングをワンオフ的な作業に位置付けする一方で、ドアチューニングは防振材などの使用部材を固定した、ライトなオーディオシステム向けのパッケージプランとしている。
ヘッドユニット内蔵アンプを使用するようなライトな仕様に、デッドニングレベルの強い防振を施すとアンプが力負けして、かえってスピーカーコーンの動きを悪くしてしまう。そこで、純正アンプの出力レベルに適切な制振を施すのがドアチューニングだ。画像はS2000の施工例で、ドアチューニング(参考価格4万1800円)に、スピーカーベースの製作や配線の施工、スピーカー本体(JBL・MS-62C)やケーブル、ショートパーツまでを含めて約14万円のプログラムとなる。
こちらは、デッドニングでも抑えきれないスピーカーのブレを止めるために、サウンドプロが開発した『バッフル・スタビライザ―・ウエイト』。
スピーカーの振動板が前後に動作する際、その反動で土台となるバッフルやドアインナーパネルが反対方向にブレて、振動板の細かな動きを相殺して音のディテールを甘くしてしまう。そこで、1個320gのウエイトをスピーカー固定のバッフルに共締め(片側3~4個)し、スピーカーを正しく振動させるのだ。6個セットが3万3000円、8個セットが4万4000円。
一見は強面だが話すと優しい理論派で、R35GT-Rの他にAE86も所有するチューニングカー好きの竹原代表。国産車&輸入車問わず、コストに合わせたプランを構築してくれるので、オーディオに興味がある人は一度相談してみてはいかがだろうか。
●取材協力:オーディオファクトリー・サウンドプロ 東京都荒川区東尾久2-38-14 TEL:03-5913-8450
【関連リンク】
オーディオファクトリー・サウンドプロ
http://www.soundpro.jp/