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目標は合法仕様のまま筑波1分フラット!
「速く・楽しく・壊れない」を追い求め続けるファインチューン仕様!
車検やタイヤ交換、オイル交換などメンテ&カー用品店として身近なオートバックス。その旗艦店でもある「A PIT」が、ストリート仕様のまま筑波1分フラットを目指して取り組んでいるのがこのWRX STI。
前身のスーパオートバックス東京ベイ東雲店時代からスバルチューンでおなじみだったA PITがWRXチューンに取り組みはじめたのは、店舗リニューアルとほぼ同タイミングの約2年前。
当初はブーストアップとフットワークのセットアップからスタートしたという。特に足回りはエンドレスジールをベースに、ダンパーはオリジナルスペックを採用。複数のアライメント設定を試しながら、エンドユーザーが手軽に楽しめるマシン作りを研究していった。
そこからステップアップを図るため、2020年からはHKSのキャパシティアップキットを使い、エンジンをクローズドデッキの2.2L仕様へとバージョンアップ。パワーだけでなく耐久性をプラスすることで、速くて楽しいクルマへと進化させているのだ。
オリジナルサイズで展開するホイールは18インチのTWS・T66-F。265を履くWRXユーザーが多いことから、ノーマルフェンダーに収まる9.5Jプラス50を設定している。
レカロRMSにウルトラスエードパッドを組み合わせるオリジナルメニューも用意。質感や耐久性がアップすると同時に滑り止めとしての性能も期待できる。
オリジナルスペックのジールファンクションには、低反発仕様のHALスプリングをセット。フロント14kg/mm、リヤ12kg/mmのスペックながら街乗りでの快適性も確保されている。
WRX STI純正キャリパーはモノブロックながらも、使い続けると開いてきてしまいパッドの片減りやタッチの悪化を招く。A PITではこれを抑えるキャリパーサポートガイドをオリジナルで開発した。
クスコ・タイプMZをベースにオリジナルの仕様変更で作られる機械式LSDも搭載。25kgm以上の高イニシャルを実現するため、プレートからオリジナルスペックで作り変えられている。
ダンパーやスプリングの変更と同時に、スタビの動きも適正化するのは当然。ピロタイプのスタビリンクもオリジナルパーツとして開発された。
ローラー式とダイナパックを備え、現車合わせのコンピュータセッティングも選任スタッフを備えるなど自信あり。
また、最新のアライメント計測器など充実した設備と技術を備えているのもA PITの特徴だ。エンジンなど機関系チューンも数多くこなしてきた実績を持つ。
店舗内(3F)にはHKSのアンテナショップ『HKS GATE TOKYO BAY』も展開し、技術提携も積極的に行われている。すでに手がけているZC33Sスイフトスポーツをはじめ、86&BRZチューンにも力を注いでいくというから注目だ。
●取材協力:A PIT AUTOBACS SHINONOME 東京都江東区東雲2-7-20 TEL:03-3528-0357
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A PIT
https://www.apit-autobacs.com/