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魅力的なオリジナルパーツもてんこ盛り!
ラジアルタイヤで筑波1分1秒台の快速スペック
このWRX STIは、カスタマイズに力を入れている“A PITオートバックス東雲”のデモカーだ。快適装備をフル搭載した車検対応仕様ながらも、筑波サーキットを1分1秒3で周回するほどの速さを有している。
厳選した市販パーツのみで構成されているのもポイントで、エクステリアはSTIのフロントリップ&サイドステップに、バリスのクーリングボンネットとGTウイングユーロエディションをセット。純正のスタイリングを活かしたエアロチョイスだ。
ルーフにはトレンド感のあるチップカーボン(フォージドカーボン)柄のラッピングを施工。もちろん、これはエンドユーザーにも提供されているドレスアップメニューだ。
エンジンチューンも徹底。腰下はセミクローズドデッキ化した上でHKSの2.2Lキットを投入。そこに同社のGTIII-RSタービンを組み込むことで、最大ブースト圧1.6キロ時に約440psをマークする。また、サーキット走行に備えてARCラジエターやHKSオイルクーラーを装着するなど、クーリング対策も抜かりなしだ。
ミッションは純正だが、シフトにはA PITが太鼓判を押すドイツCAE社のウルトラシフターを投入。クイックシフトの部類に入るが、リンケージからごっそり交換することで吸い込まれるような気持ち良いシフト操作が可能になるアイテムとのこと。「ハンドルから近い位置なのに、手首だけでシフトチェンジできますよ」と、A-PITの小野さん。
シートはレカロRM-Sベースに、ウルトラスェードパッドを貼り込んだA PITオリジナル仕様。好きなカラーを選べるため、自分好みのインテリアにコーディネイトできると好評だ。
足回りはエンドレスのファンクション.com車高調を軸に構築。スプリングはXコイルプラス(F18kg/mm R16kg/mm)。純白のボディに映える真紅のホイールはTWS T66FのA PITオリジナル仕様(9.5J+50)で、タイヤにはアドバンA052の265/35R18を組み合わせている。駆動系に投入された機械式LSDもオリジナル(クスコMZベース)だ。
もれなく発売予定の「キャリパーガイド(仮)」にも注目。これは純正モノブロックキャリパーの変形を抑える“つっかえ棒”のようなガイドで、結果としてパッドの偏摩耗などの症状を緩和することが可能。価格は2万円前後(予価)を予定しているそうだ。
A-PITではWRX STI用のオリジナル鍛造ホイールも開発中だ。シックなデザインの5スポークモデルで、少しローダウンすればフェンダー内に収まるジャストサイズとなっている。サイズは9Jプラス50の18インチで、重量は8.5kg/1本と軽さも徹底追求した逸品だ。
あらゆるユーザーニーズに応えられる態勢を整えたA PITスーパーオートバックス東雲ならではのハイクオリティ。まさにWRX STIオーナー垂涎の1台だ。
●取材協力:A PIT AUTOBACS SHINONOME 東京都江東区東雲2-7-20 TEL:03-3528-0357
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A PIT
https://www.apit-autobacs.com/