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ブースト2.5キロ設定でも耐久性は問題無し
パワーチューン次第でカプチーノもドリ車に変貌!
このEA11R型カプチーノのオーナーは、シルビアで長年ドリフトを楽しんできた人物。ランニングコストの負担を減らすべくカプチーノに乗り替え、休日を利用しながらコツコツと約10年の歳月を費やして仕上げたそうだ。
あくまでドリフトベースとして手に入れた車体だけに、チューニングの方向性も拘りあり。F6Aエンジン本体はノーマルのまま、カプチーノ用としては最大風量を誇るニュースのRHF5タービンキットをセット。最大ブースト圧2.5キロ時で180psを発生するハイスペック仕様だ。レブリミットも10000rpmとかなり攻めた設定だが、10年間ノンオーバーホールで快調をキープしているそうだ。
吸気量を稼ぐために導入した芸術的な大容量サージタンクは、新潟県の実力派ショップ“デザートイーグル”製の逸品だ。
クーリング性能とインパクトを追求し、インタークーラーはボンネットから突き出るようにマウント。コアはラジエターまで含めてハイエース用を流用している。
フロントバンパー開口部にはHPIのエンジンオイルクーラーを設置。その横にはフレッシュエアを効率良く導入するためにダクトホースも配備する。チタンのエアファンネルが個性的だ。
エクステリアメイクも強烈だ。焼け落ちたようなジャンク風ボディカラーは、オーナー自らの手によるDIYとのことだが「しっかりとした塗装ではないので、拭き取れば簡単に落ちますよ(笑)」とはオーナー。リヤウイングはルノールーテシア用で、大型ディフューザーは汎用をセットする。
「パワーアップを課題にチューニングを進めてきました。前後ともにローグリップなタイヤで、飛ばす方向に足回りのセットをすればカプチーノドリもかなり楽しめますよ!」とのこと。スケールは小さいものの、メイキングはチューナーレベル。情熱と夢をカタチにしたオーナーの技術力には感服だ。