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先代86にターボモデルがあったなら・・・
純正ターボモデルをテーマに掲げたコンプリートカー発売!
オープン一周年を迎えた“A PIT AUTOBACS京都四条”が、新プロジェクトをスタートさせた。それが、“A PITコンセプト”とネーミングされたコンプリートカー製作だ。
今回お披露目されたファーストモデルのZN6型86は、18インチを履く足元が際立つ程度で、ノーマル然とした佇まいとなっている。パッと見の感想を正直に言えば、コンプリートカーらしいオーラは感じられない。しかし、これは「86にターボモデルが設定されていたとしたら?」というテーマで製作されているからだ。
HKSのボルトオンターボキットを使って引き出されたスペックは、297.3ps/38㎏m。これは数値狙いのものではなく、走りの頼もしさを引き出すことを最優先に仕上げたものだ。
HKSのボルトオンターボキットには2種類のサイズが用意されているが、A PIT AUTOBACS京都四条では低中速レスポンス重視のGT4525タービンを選択。そこに4.5ファイナルギヤを組み合わせることで、パワーバンドを外すことなくターボパワーが全域で楽しめるセッティングとしている。
不安なく走りが楽しめるようにHKSのオイルクーラーを投入。キットはフォグランプレスで使用する設計となっているが、カバーへのダクト加工でフォグランプとオイルクーラーを共存させた。
もちろん、ターボ化で底上げしたパワーの伝達性能の確保にも抜かりはない。5万kmを走行していたベース車両のコンディションチェック&リフレッシュに取り組んだ後、トラクション性能を高めるリヤメンバーカラーや機械式LSDも投入。マフラーは心地良いサウンドと純正比50%の軽量化で走りの痛快さを引き出す、HKSハイパワースペックLをチョイス。
ハンドリングを引き締めるだけでなく十分なストロークと乗り心地を引き出すために、車高調にはKWのSTコイルオーバー・XAをチョイス。
純正流用となるアッパーマウントは新品を使用し、程良いスタイリングの推奨車高で仕上げられていた。
ホイールはクロススピードハイパーエディションの新作RS6(8.0J+45)で、タイヤにはアドバンネオバAD09(225/40R18)をマッチング。コンプリートカー購入時に仕様変更も可能だ。また、ブレーキパッドはゾーン・ストリートに換え、コントローラブルで頼もしい制動力を確保している。
「中古車は価格もコンディションも大きくバラつくので、このZN6は1台限り(車両本体価格:330万円)の販売になります。ただ、コンプリートカーと同じセットアップは可能ですし、理想に合わせて、NA、スーパーチャージャーでのパッケージングもできます。この他、走りの不満を解消するメニューも気軽に相談してください」とは、京都四条店でリーダーを務める山口さん。
ノーマル然と気軽に乗れて、走りが楽しい1台。A PITオートバックスが熟慮して生み出した86ターボは、ストリートユーザーの好指針となっていくに違いない。
問い合わせ:A PIT オートバックス京都四条 京都府京都市右京区西院安塚町1 TEL:075-326-0055/A PIT AUTOBACS SHINONOME 東京都江東区東雲2-7-20 TEL:03-3528-0357
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A PIT オートバックス京都四条
https://www.apit-autobacs.com/kyoto
A PIT
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