「トラスト流GR86&BRZ改造論」FRスポーツを楽しみ尽くすためのチューニングアプローチに迫る!

チューンドコンプリートもオーダー受付中!

市販されたばかりのターボキットはステップアップチューンも可能

日本を代表するチューニングパーツメーカーの“トラスト”にとって、86&BRZは核となる存在であることは間違いない。

先代のZN6&ZC6世代ではターボキットや吸排気系、サスペンションにエアロパーツなど、多くのオーナーを満足させるアイテムを数多くラインナップ。チューニングシーンを支える原動力にもなっていた。当然、現行型に関しても力の入れ方は相当なもので、さらに充実したパーツ群を展開することによって多様なユーザーニーズに応えている。

現行型で特に注目されるのは、 やはり先代でも好評だったボルトオンターボキットだろう。

「トラストとしては、現行型のデビュー時からNAのままタイムアタックを重ね、ポテンシャルを検証してきました。その結果、2022年には筑波サーキットで59秒273を記録し、NA最速タイムを獲得しています。この段階で十分なパフォーマンスを持っているクルマだと判断しました。よって、ターボキット開発時には、タイムアタックのような一発のタイムではなく“普段から乗りやすく楽しく走るためのキット”というコンセプトに定めました」と語るのは、トラスト広報の川島さん。

先代から400ccの排気量アップが実施されたFA24エンジンにマッチングさせるべく、タービンにはFA20用よりもワンサイズ上のT620Zをセレクト。ブースト圧は腰下の耐久性を考慮して0.45〜0.48キロに抑え、290〜300psを常用発揮させるスペックとなる。

2023年11月に発売されたばかりのコンフォートスポーツGTSバージョン3(24万2000円)は、ロゴプレートをデザインに取り入れた待望の4本出しタイプ。抜けを重視した2本出しタイプとは違い、カスタムムードを楽しめるデザインはドレスアップ志向が強い現行型オーナーも満足できるはずだ。

ボルテックスとのコラボレーションで誕生したエアロパーツはスマッッシュヒット作。中でも、モデルデビュー直後に発売したスタンダードタイプのリヤウイングは一番の売れ筋とのことだ。ちなみに、マウントステーはスワンネックタイプやセンターマウントタイプなども用意されている。

各地のイベント会場で完売を記録し続けている「水中花シフトノブ」(1万9800円)は、10月末に正式リリース。懐かしのアイテムに“GReddy”のロゴをセンターに収め、水中花はトラストのイメージカラーを採用。サイズは写真の70mmに加え、115mm、170mmの3タイプ展開だ。ZN8&AD8用の「リバースロックカバー」(1760円)も設定済み。

ちなみに、トラストでは先代モデルで展開していたコンプリートカーの開発にも着手しており、「コンプリートカーは、カスタムオーダーにも対応する“グレッディ・ファクトリー”で1台ずつ手作りされるプレミアムチューンドで、デモカーと同様のスペックが手に入れられます」とのこと。

なお、GR86&BRZ(車体込みMT:560万円/AT:580万円)のGReddyパフォーマンスエディションは、吸排気+冷却系+足回りチューンが基本だが、オーナーが希望すればボルトオンターボキットのインストールも可能とのこと。

明確なチューニング内容と車両価格、さらには「トラストが組み上げたコンプリートカー」ということで、購入を考えている人にとっては安心感が絶大なGReddyパフォーマンスエディション。予約はすでにスタートしているので、気になるユーザーは問い合わせてみてほしい。

●問い合わせ:トラスト TEL:0479-77-3000

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トラスト
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