世界のカスタムフリークが認めた正統派コンプリートエアロ
“より鋭く、より優雅に、走りのイメージを彷彿とさせるデザイン”をテーマに掲げる、アーティシャンスピリッツのブラックレーベルシリーズ。レクサスを始めとするラグジュアリーカー向けのエアロパーツを手掛けてきた同ブランドでは、2019年に86&BRZ用のコンプリートボディを発表。後発にも関わらず、大きな反響を呼んだのは記憶に新しい。
そんなアーティシャンスピリッツの意欲作が、東京オートサロン2020でアンヴェールが行われ、ギャラリーの視線をクギ付けにしたNC1型NSXのコンプリートエアロだ。
特筆すべきは、そのデザインだ。まさに“違いが分かる大人のためのエアロキット”とでも言えようか。さりげないフォルムにも関わらず、ノーマルとは明らかに違う存在感を醸し出している。ベース車の美しさを、余すことなく引き出すエアロワークがとにかく秀逸だ。
NSXは車両価格が2000万円を超えていたこともあり、滅多に遭遇することもないハイパフォーマンススポーツ。販売台数が限られるため、エアロパーツを開発しても採算ベースに乗せるのは難しいのが現実だ。それでもアーティシャンスピリッツがエアロのリリースに踏み切ったのは、海外のフリークからの熱いラブコールに応えてのこと。
純正バンパーに追加するフロントアンダースポイラーは、プレスラインを尊重したシンプルなデザイン。ロー&ワイドスタイルが際立つ。また、アクセントにカナードをプラス。
フロントフェンダーダクトに被せるダクトは、スリット状のデザインを追加することでワイド感をより強調することに成功。フィッティングも抜群だ。
リヤスポイラーは3分割タイプ。中央の角度を変えることで存在感を際立たせる。純正リヤバンパーのダクト上部ならびに両サイドに追加するリヤスポイラーも用意。
片側80mmワイドのリヤオーバーフェンダーを装着すると、より攻めたサイズのホイールが収まる。デモカーはスーパースター・レオンハルトの20インチ(F9.0J R10J)に、アドバンスポーツV105(F245/30 R305/30)を組み合わせる。
どれも純正フォルムに溶け込むようなさりげない造形。まるでメーカーが手掛けるコンプリートカーといっても過言ではないほどの、まとまり感を実現してきている。デザイン性はもちろんのこと、ハイクオリティな仕上がりも、世界中のカスタムフリークを魅了する理由と言えるだろう。
●価格表:フロントアンダースポイラー:14万8000円〜/サイドアンダースポイラー:16万5000円〜/リヤスポイラー(3P):18万円〜/トランクスポイラー(3P):9万8000円〜/リヤオーバーフェンダー(4P):12万8000円/フロントフェンダーダクト(2P):6万8000円〜/フロントカナード(2P):6万5000円〜
●問い合わせ:アーティシャンスピリッツ TEL:048-422-4841
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