「ジムニーはサーキットで走らせても面白いんです!?」レインボーオート【SPECIAL SHOP】

ジムニーだらけの走行会も定期的に開催!

規格外のクルマ遊びを提案する変わり種ショップに潜入

千葉県柏市に店舗を構える“レインボーオート”は、ジムニーをメインにスイフトスポーツやアルトワークスを手掛けるスズキ車専門店。足回りチューンからECUセッティング、そして鈑金塗装まで何でもこなす実力派だ。

また、同ショップは定期的にジムニーだらけの走行会『JIMNY SUPER LAP』を主催。本格オフロード4WDでサーキットを走るという意表を突いた提案だが、このクルマ遊びにハマってしまうユーザーは意外に多く、2020年は新旧問わずに50台以上のジムニーがエントリー。大いに盛り上がっているのだ。そこで注目したいのが、オーバーフェンダーで武装し、カーボンルーフまで導入されたJB23Wのデモカー。

モンスターの強化部品を組み込んだK6Aユニット(排気量ノーマルのまま)に、オリジナルのTD350ターボやワンオフのサージタンクをセット。最大ブースト圧は1.9キロで、170psもの出力を発生させる仕様だ。冷却系も抜かりなく、トラストの3層インタークーラーや3層ラジエター、6段オイルクーラーで強化。「Kカーの割にエンジンルームが広いのでチューニングしやすいですよ」と横尾代表。

エイリアンテックの販売代理店でもあるレインボーオートでは、ECUセッティング(ブーストアップ仕様の場合、8万円~)にもしっかり対応。このデモカーはフルコンのリンクでエンジンのマネージメントを行なっている。メーターはAIMのマルチディスプレイを導入し、車両情報を一元管理する。

取材時、隠れ家的なガレージには数多くの新旧ジムニーが入庫していた。もちろんスイフトやアルトワークスも大歓迎。豊富なノウハウで、理想のクルマ作りをバックアップしてくれる。ちなみに写真のZC33Sは筑波サーキット1000を40秒台で走るユーザーカーだ。

オリジナルパーツにも力を入れており、売れ筋は新旧ジムニーやスイフトスポーツ向けに設定されるキャリパー流用キット。GC8スバル純正対向キャリパーとランエボ用ローターを組み合わせることで、手軽に制動力アップを実現する。ZC32S、ZC33S用の価格は9万8000円だ。

「新型を買ったけど高速道路でふらつくのが怖い…とか、ブレーキが効かなくて困るといった悩みを抱えているジムニーオーナーは多いですが、そうしたニーズに対応するオリジナルパーツも揃えています。市販パーツの取り付けはもちろん、工作機械も揃っておりワンオフの作りモノや加工も得意なので、気軽にご相談ください」と横尾さん。

ジムニー=オフロードという固定概念を覆し、新しいクルマ遊びを提案してきたレインボーオート。異彩チューナーの今後の動向にもますます目が離せなそうだ。

●問い合わせ:レインボーオート 千葉県柏市酒井根688-2 TEL:04-7176-8207

【関連リンク】
レインボーオート
https://rainbow-auto.jp/

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