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ドライバーごとの理想を具現化!
乗りやすく速いS2000を作り上げる名門アルテックス
デモカーでサーキットタイムアタックを行い、そこから得たノウハウをフィードバック。快適装備はそのままに、ストリートからサーキットまで楽しめるマシン製作を得意とする“アルテックス”。
取り扱う車種は幅広いが、同店が拘っているのはS2000だ。マシンメイクを始めてからすでに10年強、これまでに3台のデモカーを製作し、この3号機は歴代モデルの良いとこ取りをしながら作り込まれた熟成の1台なのだ。
エンジンは戸田レーシングの2.35LキットにBカム、強化バルブスプリングなどでブラッシュアップ。エンジンマウントはオリジナルの20mmダウン仕様で、ハンドリングが大きく変わるのでオススメとのこと。排気系は戸田レーシングのEXマニとオートガレージMのマフラーをチョイスする。
ECUはLINKのG4+Stromで制御。最先端のデジタルデバイスをフル活用したマネージメントによって、F20Cエンジンの潜在能力をフル発揮させているのだ。
足回りはジールファンクション(F18㎏/mm R22㎏/mm)のオリジナルセッティング仕様を軸に構築。走行時の前後バランスを煮詰めることで、人車一体の走りとオーナー個々の乗り方に合わせた理想のスペックを作り上げることが可能だ。
また、アルテックスはオリジナルパーツの開発にも積極的だ。すでに20アイテムに迫る数が用意されているが、中でも人気なのがフロントブレーキキット(25万円)。DC5系のブレンボキャリパーとRX-8新品ローターの組み合わせによって、ローコストでストッピングパワーを増強できる。中古キャリパーベースだが、オーバーホールを行なった上で耐熱塗装&焼き付け乾燥されるため、新品のような輝きを放つ点も見逃せない。
一方のリヤブレーキキット(12万円)は、FD3Sのベンチレーテッドディスクとキャリパーを加工流用。ローターは新品で、キャリパーはフロント同様にオーバーホール&塗装が施される。その他、純正キャリパーに同様の加工を施してリフレッシュするプラン(6万5000円)も用意されている。
4点式シートベルトの取り付けをサポートする、ブラケットアンカーキット(3万円)も売れ筋アイテムだ。穴開け加工済み内装も付属するので、純正部品を保管しておけばオリジナル状態に戻すことも可能だ。
「デモカー3号機はこれまでの経験から、軽量化や大幅なワイド化をすることなく製作しています。それでも岡山国際で1分43秒台、タカタではS2000のコースレコードとなる57秒1を達成しています。デモカーはS2000ですが、幅広い車種が集まるショップなので、チューニングで困ったことがあればまずは気軽にご相談ください」とは松野さん。
ちなみに、最近台数が増えているのがNCロードスター。共通シャシーであるRX-8のパーツを使った強化や、S2000のトルセンLSDを流用したファイナル交換など小変更で最大限の効果を発揮するチューンが人気だそうだ。幅広い車種に向けてコスパに優れた流用チューンの提案も可能なアルテックス、愛車を無駄なく速くしたいというオーナーはぜひ一度訪れてほしい。
●問い合わせ:カープロデュース アルテックス 岡山県岡山市東区東平島1171-3 TEL:086-201-5021
【関連リンク】
カープロデュース アルテックス
http://altex001.com/