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オーナーに合わせて多彩なメニューを提供!
年々チューニングシーンでの存在感を高めている“クルウチ”だが、実は、それを盛り上げてきたのは今回紹介する常連達。クルウチと共にRBエンジンに魅了され、チューニングを楽しむオーナー達だ。今回紹介する4人は、皆がそれぞれ個性的な仕様違いで、出力面でも500ps、600ps、700ps、800psと異なっているのも面白い。今回はそんな彼らのマシンにスポットを当てていく。
BCNR33/500ps仕様 OWNER:とーる
“とーる”さんのBCNR33は、ノーマルやブーストアップからの次のステップとして、クルウチが提案しているセミオーバーホール+タービン交換の100万円プランがベース。GTIII-SSタービンを装着し、ブースト圧1.3キロ時に500psを発揮。純正ECU書き換え+東名ハイカムに加え、ナプレックハイレスポンスキットでヘッド周りもファインチューン。
また、峠などのタイトなコースも楽しめるよう、オリジナルボックスでカスタムしたビルシュタインのサスペンションもインストールする。
BNR34/600ps仕様 OWNER:まるるん
日本最大のドラッグレースイベント“ドラッグフェスティバル”の12秒台クラスで2020年・2021年と2年連続シリーズチャンピオンに輝いた、業界名物の女性オーナー“まるるん”。
愛車のBNR34は、街乗りからサーキットまで楽しめる通勤快速仕様で、内外装やエンジンも含めて、極力ノーマル“風”を維持。チタンマフラーも純正風にブラックアウトするなど拘り満載だ。
バランス取りされたエンジンにHKS製GT-SSタービンを組み合わせた600ps仕様のエンジンは、全域で扱いやすく、700~800psを謳う格上マシンとも張り合えるほどのポテンシャルを秘める。制御はこちらも純正ECU書き換えだ。
“まるるん”号に関しては、20年に渡ってGT-Rと向き合ってきたクルウチの集大成的な仕様で、最近では「同じ仕様にしたい」というオーダーも数多く寄せられている。
スケジュールさえ合えば、クルウチ店頭で“まるるん”から直接話を聞いたり、必要なら試乗することもできるので興味のある人はまずは問い合わせてほしいとのこと。
BNR34/700ps仕様 OWNER:えぼはん
ノーマルルックのスタイリングに、ディープリムのボルクレーシングTE37Vを合わせた“えぼはん”号。エンジンはライジング製のRB29キットをベースに、特注の高圧縮ピストンを組み込み、東名パワードT550Bタービンを合わせた700ps仕様。制御はLINKのフルコンで行う。
オーナーいわく、外観は純正で足回しとエンジンに拘った仮想グループAスタイルだという。ちなみに、“えぼはん”さんはBNR34は3台目という生粋のGT-Rマニアだ。
BNR34/800ps仕様 OWNER:トム
ガルウイングにワイドフェンダーと強烈なスタイルに目が行きがちだが、エンジンもRB26改2.8仕様+TD06-20Gツインターボで800psを絞り出す“トム”さんのBNR34。タービンを上置きにしたい&チューニング全盛期っぽいタービンというオーダーにより、現在の仕様になっている。
また、巨大なリヤフェンダーは、何と2000年頃に走っていたGT500マシン(ペンズオイルニスモGT-R)で使われていた本物のドライカーボンで、フロントフェンダーもワンオフで製作した力作となる。
常連たちの発信力でショップを有名に!?
「元々、無名だったクルウチを引き立ててくれたのがこの4人。最初はゼロヨンを盛り上げようと、まるるんがレースを走るようになり、それ以外にミーティングイベントにも積極的に参加してくれました。そこでトムやとーる、えぼはんと知り合いになり、“社長も裏方じゃなく、表舞台に出よう”と誘ってくれました」と代表の久留内さんは語る。
久留内さんの人柄と経験はもちろんだが、「クルウチを俺達が引っ張り上げてやる!」というユーザーの心意気を感じた。
●問い合わせ:クルウチ 三重県多気郡明和町佐田906-12 TEL:0596-53-0070
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