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ZC33Sでワンランク上の走りを実現!
2024年夏発売に向けて新作のダンパーも開発中
JWRCやパイクスピークヒルクライムなど、レース参戦と競技車両開発からのノウハウをバックボーンに、機能とデザインを高次元で両立させたパーツをトータルラインナップする“モンスタースポーツ”。次期モデルへの期待が高まるスイフトスポーツだが、まだまだ現行モデルとしてZC33S用のパーツ開発も継続中だ。
そんなモンスタースポーツが理想とするZC33Sを具現化したのが、ここで紹介するコンプリートコンセプトモデルの“MX SPORT”だ。
追求したのはクルマを操る楽しさと走りの質感の向上。トヨタのGRスポーツやホンダのモデューロXといったメーカー純正コンプリートレベルの完成度へ、スタイル、空力、走りのパフォーマンスをトータルに底上げを図っているのだ。
純正のラインを生かしながら、ボリューム感アップでスポーツ感を演出してくれるアンダースポイラーは、フロント、サイド、リヤの構成。風洞テストで確認された高い整流効果が優れたスタビリティも発揮する。画像のチョップドカーボンタイプはコンプリートカー専用の設定となる。上下の開口部を拡大してクーリング効果を高めたスポーツグリル(5万6100円)は、セーフティパッケージ仕様車にも対応する。
立体感と整流効果を意識したヘッドランプガーニッシュ(未塗装品:1万6500円/塗装済み品:2万2000円)は、サイド部分まで回り込みつつフィンを持った形状を採用。ランプ発光部分には被らない設計とすることで、スタイリッシュながらも安全性を犠牲にしないデザインとしている。
Cピラーガーニッシュ(未塗装品:1万6500円/塗装済み品:2万2000円)は、味気ない樹脂素材の純正Cピラーに被せて装着するタイプ。カラード化によるドレスアップ効果と、4連フィンによる整流効果を同時に得られるアイテムだ。
風洞実験とモータースポーツの舞台で磨かれたフォルムを踏襲し、高速走行での安定性を高めるカーボンGTウイング(10万7800円)。高度な製法が求められるモノコック構造や超薄板化により、高剛性と3kgという軽さを両立させている。
ホイールには、スイフトスポーツ専用として開発されたVX15S(1本:4万6750円)をマッチング。2×5の間にサブスポークを設けた独創の15スポークデザインを採用し、リム部はフローフォーミング技術で、薄肉化と高強度を両立。カラーは、レッドのインナーリングを配したグレーメタリックの他、グロスブラックとマットブラックも用意されている。サイズは17インチ×7.5Jで重量は約7.9kgだ。
パフォーマンスダンパー®(9万9000円)は、ヤマハ発動機が開発したボディ用のショックアブソーバー。ダンパー本体はヤマハの製品だが、モンスタースポーツではヤマハ発動機と共同でZC33Sに最適なダンパー特性へとチューニング。ボディ前後のリーンフォースメント付近に装着することで、ボディのよじれを抑えた剛性感のある走りと、路面から生じる振動を抑えたシャープかつしなやかなハンドリングの両方を実現する。
ボディのたわみやヨジレを抑え、ハンドリングレスポンスや操縦安定性を向上させるフレームブレースも設定。フロント(2万1780円)はフロアフレームのトンネル開口部に装着。センター(1万3200円)は純正装着のプレス品と交換する。MXボディダンパーとの併用がベストだ。
2024年夏のリリースを目指して絶賛開発中なのが、純正形状のショックアブソーバーキットだ。以前、モンスター直営店で数量限定発売した製品をベースに、完全ストリートスペックとしてリセッティング。乗員や積載量を考慮し、リヤに30段減衰調整機構を追加したのもトピックだ。
ちなみに、デモカーで組み合わせているスプリングは、素材と巻き方に拘って乗り心地とハンドリングを追求したモンスタースポーツオリジナルのLX tune(3万9600円)だ。
開発中のショックアブソーバーとLX tuneスプリングによるデモカーの車高は、前後とも純正比約マイナス20mmの設定。程良いローダウンでスタビリティを高めながら、日常の使い勝手も犠牲にしないローダウン仕様だ。
マフラーは「Sp-X デュアルストリートマフラー」(6万9300円)と、より本格的な「Sp-X デュアルスポーツマフラー」(16万7200円)の2種類を設定。Sp-X デュアルストリートマフラーは、リヤピースのみを交換するタイプで、60φのメインパイプ→50.8×2というレイアウトを採用。
一方のSp-X デュアルスポーツマフラーは、フロントパイプから交換するフルエキゾーストタイプ。ブーストアップやタービン交換にも対応できる優れた排気効率を確保しつつ、保安基準にも適合する高性能エキゾーストシステムだ。
インテリアには2タイプのプロテクションシートを追加。ドアインナープロテクター(1万4960円)は、乗降時のシューズの接触からドア内張りをガード。シートベルトプロテクターは、シートベルトバックルによる傷からBピラー内側をガードしてくれる。いずれも高品質なPVCでスポーティなカーボン調デザインだ。
「スイフトは新型がデビューしましたが、スイフトスポーツは2024年現在もZC33Sが現行モデル。コンプリートカー、パーツともにまだまだメイン車種として開発を進めています。ストリート用パーツはスポーツ性能に加えて純正を凌ぐ質感も重視しています。モンスタースポーツならではのスイフトスポーツカスタムを存分に楽しんでください!」とは、モンスタースポーツの岡部さん。
なお、現在モンスタースポーツでは“モンスター田嶋”が考える究極のチューンドスイスポを製作する”スーパースイフトプロジェクト”も進行中だったりする。今回お披露目してくれたのは搭載予定のM16改エンジンで、排気量は1.9Lに拡大され、TD05タービンとの組み合わせで400ps以上を発揮するという。このエンジンをZC33Sに搭載して、戦闘力抜群のマシンに仕上げていくというので、今後の動向に注目すべし!
●問い合わせ:モンスタースポーツ TEL:0538-66-6761
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