「510ブルーバードの皮を被ったS2000!?」実用性と速さを両立した玄人好みのネオ旧車!

旧車ならではの軽量ボディにF20C+6速MTスワップは強烈!

エアコン装備の快適快速なストリート旧車

1967年(昭和45年)、3代目としてデビューした510系ブルーバード。日産を世界ブランドに押し上げた絶対的存在であるが、そんな名車にS2000のパワートレインを移植してしまったのが、三重県の“コモンスナッパー”だ。

エンジンスワップに合わせてエンジンルーム内もボディ同色にオールペン。オイルブロックなどは脇に設置されている。

エンジン本体はノーマルのままだが、9000rpm常用の性能は当時のレース用エンジンを凌ぐ事は言うまでもない。タコ足は空きスペースをフル活用してワンオフのロング等長タイプを装備する。

キャリパーと同様のカラーコーディネートとされたローターも足元を演出している。

足回りはビルズ製の車高調を軸に構築。ホイールはネオクラ風デザインが特徴のBMDイレブン(F7.0J+3 R8.0J+3)、タイヤサイズはフロント195/40-16&リヤ205/40-16で、これは車高やリム幅などを踏まえて選び抜いたものだという。その隙間から覗くブレーキはウィルウッドの6ポットキャリパーだ。

インテリアは各部をアルカンターラでドレスアップ。シンプルなモノトーンではあるものの、スポーティさとラグジュアリーさを兼ね備えた雰囲気に仕上がっている。もちろんオーディオも装備している。 

メインメーターはエンジンに合わせてS2000純正のデジタル式をインストール。このメーターが510ブルにモダンなテイストを与えている。

ワンオフのセンターパネルにインストールされた追加メーターは、旧車にマッチするオートメーターのアメリカンマッスルシリーズ。その下にはS2000のエンジンスタートスイッチやエアコンのスイッチをマウント。このあたりの美しい造作は、いかにもコモンスナッパーらしいフィニッシュだ。

リヤシート、そして天井に至るまで内装の張替えが行われていることが分かる。

シートにはBCNR33(GT-R)用を2脚装着。カスタムインテリアは、このシートとのマッチングも意識して製作されたという。

誰もが羨む極上のメイキング。それはまるで、西海岸を走るクルマ好きの実用カスタムカーといった趣だ。パワステやエアコンなどの快適装備も与えられ、普段乗りに使いたくなるようなトラブルフリーの快適旧車、魅力的すぎる!

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●取材協力:コモンスナッパー TEL:0595-23-9771

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【関連リンク】
コモンスナッパー
http://www.commonsnapper.com

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