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220馬力のZC32Sターボ仕様はいかが?
現行スイスポのハイチューンド仕様にも負けない!
メーカー問わず、あらゆる車種のチューニングを得意とする“ランデュース”が手がけたZC32Sの登場だ。エンジン本体までシッカリと手を入れた上で、ターボチューニングが施された本格スペックである。
エンジン本体は、戸田レーシング製の鍛造ローコンプピストンと専用のシリンダーライナーを使ったランデュース自慢の1.9L仕様となっており、カム交換やオリジナルのポート加工なども実施。ターボキットはトラスト製をチョイスし、ブースト1.0キロ時にダイノパックの実測値で220psを発揮する刺激的なスペックを誇っている。同条件でノーマルを計測すると100ps程度だというから、倍以上のパワーが出ているわけだ。
本来ならば、さらにパワーを出せるポテンシャルを秘めているが、ZC32S用として市販されている強化クラッチでは最も大容量のものをチョイスしてもこれくらいのパワーが限界だという。その余力は抜群の耐久性というカタチで現れているのだ。
基本的にはトラスト製キットを使用しているが、各部の仕上げの美しさは経験豊富なショップならでは。パワーアップによる熱量の増加はDRL製のラジエターとトラスト製のオイルクーラーで対策している。
「トラストのボルトオンターボキットはエンジン本体がノーマルのままでも装着できますし、それでも耐久性を確保しつつ180psオーバーは出ます。でも、このクルマのように排気量&強度アップしてブーストをしっかり掛けてやると、ピークパワーはもちろんのことトルクもグンとアップするので速さは格別。ここまでパワーが出ると気になってくる燃料供給も、オリジナルのスペーサーを介した大容量インジェクターをトラスト製のeマネージ・ランデュースバージョンを使ってキッチリ対応しています」とは、ランデュース浅田代表。
なお、ランデュースではターボではなくNAのままで楽しみたいというオーナーに向けて、1.9LのNA仕様コンプリートエンジンも開発。こちらはノーマル比40psアップと排気量アップによるトルク増大が魅力のユニットだ。
せっかくのパワーを安心して使いこなせるように、足回りのセットアップもランデュースが拘っている部分。サスは、各地のサーキットを走り込んだ経験を元にオーリンズ製のダンパーをチョイス。
ブレーキも、ランデュースオリジナルのビッグキャリパーシステム(フロント6ポッド+304mmローター/リヤ4ポッド+304mmローター)で、圧倒的なストッピングパワーを手にしている。
一方の室内では、レカロ製のRS-G CLを2脚装備して快適空間を演出。ランデュースはエンジンチューニングだけでなく、オーディオなを含めたインテリアメイクも得意なのである。
数々のデモカーで培われたノウハウで歴代スイスポの性能を最大限に引き出すランデュース。ZC32Sで現行のZC33Sをブッちぎりたいオーナーは相談してみてはいかがだろうか。
●取材協力:オリジナルランデュース 岡山県倉敷市三田118-1 TEL:086-464-0606
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オリジナルランデュース
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